このままでいいの?転職決断を後悔しないサラリーマンのやるべきこと

転職 決断

長年勤めてきた会社を辞めて転職した実体験をもとに、中年サラリーマンが後悔しないためのヒントになればと思います。

・転職決断のキッカケは何か?

入社して間もないころには、会社の環境に慣れるのに必死で業務をこなしてきました。

上司 給料 不満

褒められることは殆どなく、時には怒られたりすることも幾度となく経験して、あの上司が気に入らないからとか、給料が友達より安いから辞めたいとかを安易に転職を考えたものです。

そんな時には、家族からの助言で転職には至りませんでした。

今考えてもそんなの上手くいくわけがありません。

徐々に仕事に慣れてきて、社内でも評価されるようになれば責任の範囲が大きくなり、それと並行して会社にいる時間が増えてきました。

平日でも部下が作業をしている間は、付き合っているので残業になり、休日も管理職の業務で資料作成ばかり。

家では妻と子供のことで喧嘩が絶えなくなり、子供たちとの関係性も悪化してきました。

家族のために身を粉にして働いているのにどうしてなのか?

何も分かっていないと最初の頃はいら立ちもありましたが、友人の言葉がきっかけで考え直しました。

「何のためにそこまで働くの?」

「そんなの決まっている家族のためだよ」

でも良く考えてみると、その家族である妻や子供たちが望んでいない。

友人は他の理由があるんじゃないのかと問い詰めてきます。

一瞬考えて見て見透かされた感じがしました。

私は家族のためだと言いながらも、結局は自分のために働いていたのです。

誰よりも会社に認められて出世したい。

多くの部下を持ち自分の権力を誇示したい。

いつの間にかに心の奥底で、そんな気持ちを抱くようになっていたのです。

入社したころのように、家族のために頑張って、一人前になり皆を笑顔にしたい。

一緒に少しでも満たされた生活をしたい。

その初心をどこかに捨ててしまっていたのです。

妻と相談して転職活動をすることを決断しました。

・転職する勇気を持つには

私には今まで長年培ってきた経験があったので、転職の決断は早かったように思います。

採用

それでもこんな中年男が、若くて勢いのあるライバル達と競い合い、採用を勝取れるか正直不安はありました。

しかし立ち止まっている訳にはいきません。

現状を変えるには、転職を決断するしか道はないのです。

妻や子供たちも、私の決断を一緒に応援してくれたのは大きな支えでした。

転職に必要な資格も取得していたし、修羅場も乗り越えてきたことを自信に替えて、勇気を持って踏み出したのです。

例え失敗しても諦めないで、何度でもチャレンジすればいいんです。

一度しかない人生なんだから悔いを残さないことを、心に刻んでいました。

・転職先の決断に踏み切る条件

現在の職場よりも、自分の求める条件が多い程、転職に踏み切る気持ちが揺るぎないものとなります。

私の考える理想的な転職先は、以下の項目です。

1、得意分野で能力を発揮

自分が自信のある分野の作業をある程度任せてもらえる。

2、定時退社

毎日1時間程度の残業で退社できる。(サービス残業ナシ)

3、定期昇給がある

給与は前職と同レベル以上で、毎年少しでも昇給がある。

4、ボーナスが支給される

会社の業績によりボーナスが2回ないし3回支給される。

5、上司や同僚との人間関係が良好

上司や同僚とお互いを尊重しながら協力できる関係でいられる。

6、住宅手当がある

持家や借家でも毎月一定額の住宅手当が支給される。

7、有給休暇を気兼ねなく使える

忙しくても気兼ねなく有給を使える雰囲気がある。

残は年度末に買い取ってもらえる。

8、代休処理できる

繁忙期に休日出勤した場合には、その月の間に代休が取れる。

9、適正な人事評価をしてくれる

社内の派閥や人事権を持っている上司の好き嫌いで昇進が決まるようなことが無い。

10、希望部署への移動ができる

社内やグループ企業内で興味のある事業部へ移動を希望できる。

11、定年後も働ける仕組みがある

その時の状況でまだまだ働きたい気持ちがあれば定年後も受け入れてくれる仕組みがある。

12、リストラがない

会社の都合でリストラされることがない。

家族との時間を優先に考えながらも、やりがいのある職場環境が無いと転職した後に、後悔することになるので、できる限り多くの条件を掴み取って欲しいです。

リストラや人間関係は、入社してみないとわからない部分ですが、業界の噂や企業面接などの雰囲気で感じ取るしかないでしょう。

・転職して後悔していないのか?

私の場合には悩みましたが、転職したことに後悔は少しもありません。

仕事人間だった私は、家族のためと言いながらも、自分のプライドのために家族を犠牲にしてきました。

仲間 同僚

この転職で、新たな職場でスキルを磨き、気の良い仲間たちに囲まれています。

平均年齢を高くしてしまっていても、自分にしかできない役割があると割り切って、問題が発生した時には知恵を振り絞り貢献できています。

出世とかは難しいと正直思っていますが、贅沢を言っていたら中年男が転職なんてできません。

目標を持ちながら、日々の仕事に情熱を燃やし、プライベートでも家族サービスを優先にしながらも同僚と釣りに出かけたりしています。

以前の職場ではピリピリした雰囲気で、到底味わえない経験です。

勇気を持てずに転職できないでいたら、自分と家族はどうなっていたか考えるだけでもゾッとします。

・転職して後悔する人

長年のサラリーマン経験で同僚達が去っていきましたが、後悔している転職を数多く見てきました。

以下のような考えだと後悔するだろうなーと思います。

1、自分の実力以上の評価を求める

人事評価やボーナス支給などで評価が低いと不平不満を言う。

2、大企業にしか興味を持たない

企業風土などを熟知した上でないと、ついて行けなくなる。

どうしても拘るなら大企業や外資系企業に特化した転職サービスがあります。

3、知人や親戚の紹介

前職の上司や親戚の口利きで転職したが、自分と合わなくても辞められない。

4、性格的に飽きっぽい

転職当時は新鮮で頑張るが、暫くすると単調に感じてくる。

5、転職先のリサーチが甘い

自分が担当する作業内容や、実際の職場の雰囲気がイメージと違い嫌悪感を抱く。

6、自分中心で完璧を目指す人

上司の間違った指示や同僚の失敗などを許すことができない。

7、プライドが高くて協調性がない

簡単な業務をしたがらない。年下の上司の指示に文句が多いような人は、いくら実績や技術があっても、自分が納得できなかったり、トラブルを起こしていられなくなり後悔する可能性が高い。

・転職しない決断

私はしませんでしたが、転職しないのも間違いではありません。

昔の同僚や同級生たちも、新卒で入社して未だに、その会社でバリバリ頑張っています。

性格や家庭環境により、一つの職場を追及するのもありです。

下記のような状況であれば、転職しない方がいいかもしれません。

1、人に頭を下げるのが嫌い

長い間会社に勤めていると、部下も多くなり頭を下げられる立場になる。

2、管理職や重役となり今の地位に満足している

待遇が良くても転職により地位が下がるのがとにかく嫌。

3、安定と安全を望んでいる

転職先の経営不振などで倒産するリスクを負いたくない。

4、何があっても定年退職まで働く目標がある

卒業してから長年働いていて現在の会社が好きで誇りを持っている。

5、人間関係が良好で社内に敵はいない

素晴らしい人間性で同僚や上司に好感をもたれている。

それか世渡り上手で本性を見せない。

6、定時退社と有給消化を普通にできる

繁忙期でも定時で帰宅したり、有給休暇を権利として普通に主張できる。

・転職の決断のまとめ

「転職決断のキッカケは何か?」

家庭を顧みないで仕事人間になり、妻や子供たちとの関係性が悪化。

家族のためのはずが、自分の出世やプライドを満たす目的になっていたことに気が付いたこと。

「転職する勇気を持つには」

妻や子供たちの応援してくれたことが支え。

資格取得や修羅場を乗り越えてきた経験。

諦めないで何度でもチャレンジする気持ち。

「転職先の決断に踏み切る条件」

1、自分が自信のある分野の作業を任せてもらえる。

2、毎日1時間程度の残業で退社できる。

3、給与は前職と同レベル以上で毎年昇給がある。

など

「転職して後悔していないのか?」

この転職で新たなスキルを磨き、気の良い仲間たちに囲まれてプライベートも充実して家庭円満で後悔はしていない。

「転職して後悔する人」

1、自分の実力以上の評価を求める。

2、大企業にしか興味を持たない。

3、性格的に飽きっぽい。

4、転職先のリサーチが甘くと現実に愕然とする。

など

「転職しない決断」

1、人に頭を下げるのが嫌い。

2、管理職や重役となり今の地位に満足している。

3、安定と安全を望んでいる。

など

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