パントリーの必要性を知ることで奥様が満足して頂ける着眼点を紹介します。
・パントリーの必要性に疑問?
注文住宅で最初からパントリーが計画されていたのでお任せで造ったけども、玄関から離れているし棚の奥行きが深くて使いずらくて、ただの物置になってしまっている。
このような事態に陥らないためにもパントリーの目的を考えてみましょう。
・パントリーの目的は何なのか?
ストックできる食品保管庫が欲しい
奥様が仕事や育児などで忙しく食材や調味料などを頻繁に買い物に出かけれない場合に、お休みの日に買い溜めしておきたいものです。
パントリーがあれば1週間分のストックも可能なので重宝するでしょう。
奥様だけの空間が欲しい
旦那様の書斎のように奥様だけの家事と趣味のスペースをパントリーの中に設けます。
お洒落なテーブルにノートパソコンを設置すればネットでレシピを調べたり家計簿だってつけられます。
カウンターがあればアイロン掛けや裁縫もできるでしょう。
窓からお庭を眺めながらコーヒーで小休憩、何も考えずにホッとして癒される時間は主婦にも必要です。
家事室をお考えの方に読まれている記事です。
レイアウトを楽しみたい
パントリー内にカップボードや飾り棚をレイアウトする楽しみがあります。
ストックするだけでなくお気に入りの食器や調理器具もお洒落にディスプレイすれば見ていても楽しいし、お友達を招いたら羨ましがられることでしょう。
・奥様が満足するパントリー
導線が効率的なウォークスルーパントリー
奥様がお買い物してきて玄関からパントリーに入って常温で保管できる食品を並べて、その流れでキッチンの冷蔵庫へ向いお魚やお肉の生鮮食品を保存できるのがウォークスルーパントリーです。
お酒やお水の買い置きをしていて、とても重たいので最短距離で運びたいものです。
奥様の家事導線もスムーズになることでキッチン周りでの作業の負担が軽減されるでしょう。
出し入れがしやすい棚
通路のあるパントリーでは食品棚の奥行が深すぎると、裏側の収納物が見えずらく取り出しずらくなるので45㎝程度に抑えましょう。
裏側にある缶詰めが賞味期限切れで発見されたらショックです。
扉を付ける場合も観音開き戸だと開け閉めのために通路幅を多く必要とするので、引き違い戸にした方が使いやすいです。
コンパクトなパントリーの場合も奥行きは浅めにして、棚板は下にお米やお水などの重量物を置いて中段から上段へ行くにしたがって軽量の物を収納することで出し入れがしやすくなるでしょう。
予算に収まるパントリー
マイホームのプラン段階でどの程度のパントリースペースが必要なのかを決めて予算を弾き出します。
システムキッチンやユニットバスなど予算配分を多く必要とする設備がるのであれば、パントリーはキッチン横や背面にコンパクトに造られても良いでしょう。
もっと予算を削りたいなら既製品の食器棚やカップボードを食品棚として冷蔵庫の横に配置することも可能です。
生活感のないパントリー
乱雑に突っ込まれた食品やそれ以外の不用品の数々….
忙しくて整理整頓する時間が作れないことでパントリーが何でも置き場になってしまうことがあります。
収納棚にお洒落な扉を付けることでスッキリした印象になるでしょう。
奥様の時間ができたら好きな時に片付けができます。
住まいの間取りにマッチしたパントリー
収納予定の食品や調理家電などがコンパクトなパントリーに収まり切れなくなってしまったり、逆にゆったりとしたパントリーでスペースを取りすぎてしまい、他の部屋を削ることで偏った間取りになることがあります。
食品がキッチリと収納できて間取りのバランスが取れたパントリーが理想でしょう。
ゴミを置けるスペース
キッチンにゴミ箱を置いていると生ごみの匂いが気になることがありますが、パントリーの隅に配置して扉を閉めれば気にならないでしょう。
ペットボトルや空き缶なども嵩張るのでパントリーに仮置きできると便利です。
家電も収納できるパントリー
ホットプレートやたこ焼き器などの調理家電や調理器具をキッチン周りに置いていると、ごちゃごちゃしてきて料理が捗らないことがあります。
普段から良く使う器具や家電以外はパントリーに収納すればキッチンがスッキリして広く使えるでしょう。
扉は奥様のお好みしだい
お客様にパントリーを見てほしいならば開放的に扉を付けないでオープンにすると良いでしょう。
造り付けの収納棚も扉なしでオープンにして、食品以外の食器や調理家電も適度に間隔を空けて、センス良く飾ればお洒落な雰囲気を醸し出します。
奥様がホコリなどがパントリー内に入り込むことを嫌うならドアでしっかりと閉ざした方が良いでしょう。
収納ラックもそれぞれ引き戸を付けることで収納物の整理状態をあまり気にしないで済みます。
施主支給をお考えであればトラブルを防ぐために参考になる記事があります。
色んな物を収納できるスペース
広めのパントリーであればご家族のレジャーに欠かせないキャンプ用品やスキー、ゴルフ道具などのスポーツ用品は場所を取るのでまとめて収められると便利でしょう。
玄関からの土間続きであれば家庭菜園やガーデニング用品も野菜と一緒に泥を落とせば一つの棚をお庭の物専用にできます。
食品と一緒に収納することに抵抗があるのであれば収納ラックを分けて扉で遮断すれば衛生的にも問題ないでしょう。
湿気が溜まらない対策
パントリーに窓がないと密閉状態になるので適度の換気をしないと気候により湿気が溜まりやすくなり匂いやカビの原因になります。
ドアにルーバーを付けたり普段から換気を心がけましょう。
食品衛生を保つ意味でも換気扇を設置することで湿度を管理したり、間取りで熱のこもりやすい場所であれば涼しさを保つための温度管理も必要になります。
お洒落な照明で見やすく
パントリーが食品庫だからと言って照明が薄暗いと収納の奥深くに収められている物が確認しずらく不便です。
天井部分や収納棚の周りに間接照明を付けてお洒落な雰囲気を出して、内部もLEDライトを別々に点灯できるようにすれば利用しやすいでしょう。
・まとめ
パントリーの必要性についてご夫婦で話し合われていませんでしたか。
ご自宅の間取りや造り方しだいで使いやすくも不便にもなるので注意が必要です。
パントリーを造られる目的を明確にして11のチェックポイントを確認されることで奥様が納得できるパントリーができることでしょう。