ハウスメーカー賢い見積もりの選び方!価格だけじゃない注意ポイント

ハウスメーカー 見積もり

ハウスメーカーの特徴を理解していないと納得できないマイホームになってしまう可能性があるので、どうして失敗してしまうのか考えて見ましょう。

・ハウスメーカー選びで失敗する

予算オーバー

ハウスメーカーの工法は工場生産により効率化するために会社ごとに決められている場合が多いですが、希望した間取りの変更が難しかったり、安易にオプションを追加したことにより住宅の予算をオーバーしてしまうことがあります。

どうしたらこのような失敗を防げるのでしょうか?

・成功するハウスメーカーの選び方

情報を収集する

ハウスメーカーを理解するためには情報収集が不可欠ですが、あまりできていない場合が多いようです。

工務店などと比較する意味でも工法や特徴を調べてみましょう。

モデルハウスを見学

モデルハウス オプション

休日を利用して家族でモデルハウスに訪れて実物の内装の質感や雰囲気を確かめましょう。

注意しなければならないのは、間取りも広々としていてオプションを装備されているので豪華な印象を持つでしょうが、ご自分が建てられるマイホームのグレードや規模と違うことを忘れてはいけません。

あくまでもモデルハウスは参考程度で捉えましょう。

アンケートや営業マンとのやり取りは、どうしても必要なので苦手な方は最初はネットなどで調査しましょう。

モデルハウス見学で注意すべき点を記事にしています。

マイホームを検討中に重要なモデルハウス見学の注意点が14項目あります。お洒落な内装に気持ちが舞い上がり営業担当のペースに乗ったら負けです。お部屋の床にキズがあったら値引き交渉してみては...他にもモデルハウス見学の注意点を詳しく紹介します。

ホームページを閲覧

ハウスメーカーは、それぞれホームページを開設しているので建物の工法や特徴を調べることができます。

会社の業績や疑問な点に答えてくれる場合もあるのでイメージを掴みやすいでしょう。

お住まいの地域での建築実績や内覧会の予定なども分かるので、気に入れば現地を見学することもできます。

カタログを熟読

ハウスメーカーは、それぞれ商品カタログが準備されているので標準的に装備されている外装や内装材、どのようなオプションがあるのかなどホームページよりも詳細な情報が得られます。

インターネットで複数の会社に一括で資料請求することもできます。

それではハウスメーカーにはどのような特徴があるのか一緒に見ていきましょう。

ハウスメーカーのメリットを知る

1、工期が短い

工場生産 工期

規格化された部材を工場生産をすることで、現場施工を減らすことができ在来工法よりも工期を短縮することができます。

2、品質のバラツキが少ない

大手のハウスメーカーは、品質管理部門があり工場で建物のパーツ単体ごとの製造段階で品質検査が徹底されています。

3、大手企業の安心感

ハウスメーカーは、誰でも一度は聞いたことのある会社がほとんどなのでそれだけでも安心感があります。

売上高が大きく全国展開しているのでそう感じるのでしょう。

経営状態は実際に深く調べなければ分かりませんが、ホームページで決算報告などは確かめる必要はあります。

4、認知されている

全国的にテレビやネット、住宅関連書籍などでも大々的に広告が打たれている場合が多く、自然に目にしていることで知名度が圧倒的に高いです。

奥様もママ友に自慢できるので優越感を得られるでしょう。

5、定期的なアフターメンテナンス

長期間保障 24時間急行

ほとんどのハウスメーカーは、アフターメンテナンス部門があり定期的な建物の点検や急なトラブルにも対応してもらえるので安心です。

中には長期間保障や24時間急行してもらえるサービスもあり充実しています。

アフターサービスについて参考になる記事です。

建売住宅の購入で重要な注意点はアフターサービスの内容です。住宅会社のアフターサービス基準が曖昧だと見えない部分で手抜き工事されていても保証されない可能性があります。後悔がないようアフターサービスのトラブルに巻き込まれないポイントを紹介します。

6、総合力が高い

住宅ローン 金利

建物の施工に関すること以外の資金計画や税金対策、工事期間中の仮住まいの紹介なども含めた、総合的な提案ができることが強みです。

特に住宅ローンでは金利の差が後々響いてくるので、提携されている金融機関を利用できることは大きなメリットと言えるでしょう。

7、実物が見やすい

ほとんどのハウスメーカーでは、全国的に住宅展示場を設置している場合が多いので外観や内装のイメージを掴みやすいでしょう。

ただし設備のオプションが完備されていて、高級家具や雑貨がコーディネートされているので、惑わされないように注意をしましょう。

8、最新技術で建てられる

大手のハウスメーカーは、耐震性能を高めるための研究開発をすることで絶えず最新の地震対策(免震・制震・耐震)を売りにしていて競争を繰り広げています。

施主の立場としては最新の技術を確かめながら安全を確保できるこで安心感を得られるでしょう。

ハウスメーカーのデメリットを知る

1、工法や構造が決まっている

工法 構造

ハウスメーカー独自の方法でプレハブ化されている場合が多く、工法や構造が決まっているので選択肢が狭まります。

住宅の建築工法に興味のある方に読まれている記事です。

国内では一般的な建築工法は木造軸組工法ですが、他にも鉄筋コンクリート造やツーバイフォー工法など住宅に向いている構造や工法もあり、全てを比較することでライフスタイルにあった住宅を造ることができます。建築工法の比較ポイントはコチラからどうぞ⇒

2、施工品質はバラツキがある

現場で運搬されてきたパーツを組み立てるのは、地域の工務店が担う場合が多いので現場施工の技術力に差が生じることがあります。

3、オプションは高くつく

キッチン IH電子ヒーター

展示場を見学して最新の設備に目を奪われたことはないでしょうか。

洋瓦葺きの屋根や高級タイル張りの外壁、雨戸シャッター、キッチンのIH電子ヒーターや無垢の木製キャビネットなど標準仕様よりもグレードの高いオプションとなっている場合が多いです。

当然オプションが多ければ工事費はドンドン膨らみ割高になるので、優先順位を決めて振り分けていかないと価格が膨らみ大変なことになります。

4、歪な土地は難しい

標準的な建物の形状が決まっているので、変形している敷地などで対応するために建物を平面的に一部分を欠いたり、歪な形状にすることは難しいでしょう。

一般的な長方形の敷地を想定して各種間取りプランを作られている場合が多いようです。

5、あまりコストダウンできない

大量生産による規格住宅なので標準的な仕様よりも、更に思いきったコストダウンをする提案は難しいでしょう。

6、諸経費が高い

販売価格

大手のハウスメーカーが広告に掛けている費用のウエイトは高い傾向にあります。

モデルハウスでの接客するための費用などもそうですが、販売価格の中に含まれるために建築単価を押し上げる要因となっています。

・ハウスメーカーの見積もり選び方

相見積もり

気になる工法のハウスメーカーから相見積もりを準備して内容や項目をチェックしていきます。

大手だけでなく地域に密着した業者も複数依頼した方が良いでしょう。

具体的には数量が1式表示であったり、極端に数量や単価が多かったり少ない場合も理由を確かめましょう。

工種ごとに集計して平均単価を算出することで相場も見えてきます。

エクセルなどで集計して工種ごとの数量や比率が分かれば会社ごとの特徴が分かるでしょう。

ただし構造や工法を揃えないと参考にならないので注意が必要です。

・まとめ

マイホーム

ハウスメーカー選びで失敗する要因の一つは、見積もり価格を優先しすぎて総合的な判断ができないことが多いでしょう。

できるだけ多くのハウスメーカーの見積もりやカタログ、間取りプランなどを収集して何を重要視して何を我慢できるのかポイントを抑えることで、最終的に家族が希望しているマイホームに出会える確率が高まるのです。

最初は目移りすると思いますが、メリットやデメリットを考慮しながら冷静に絞り込んでいきましょう。

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