地鎮祭のマナーを知らない!恥をかかない施主のやるべきポイント6

地鎮祭 マナー

初めてマイホームだと地鎮祭って何をするのか?

施主はどうすればいいのかなど疑問が尽きないでしょう。
恥をかかないためにも地鎮祭のしきたりを一緒に見ていきましょう。

・マイホーム造りは安全が最優先

マイホーム造り 安全

自宅の工事には日々たくさんの職人さんが作業を繰り返しています。

高い所での作業であったり、大型の重機を使った作業も多く危険と隣り合わせです。

そこで大切なことは、施主と設計士、施工会社が気持ちを一つにして安全に工事を竣工させることを願う場が必要です。

地鎮祭は建築場所で神様を前にして、関係者が一同とする大切な儀式であり、一部には省かれる施主もいらっしゃるようですが、私はマイホーム建築には欠かすことができないことだと思っています。

地鎮祭を成功させるためのマナーを紹介します。

上棟式の流れを知りたい方に参考になる記事です。

上棟式は私たち建築主が準備しなければならない大切な儀式ですが実施するタイミングをご存知でしょうか?他にも上棟式の参列はどのような服装?ご祝儀はどれくらい必要なの?と疑問は尽きません。上棟式の流れと失敗しないための注意ポイントを紹介します。

・地鎮祭(じちんさい)マナーのポイント

一般的な地鎮祭のマナーと注意ポイントを紹介します。

地鎮祭の費用はどれくらいか

地鎮祭 費用

自宅の地鎮祭を行うために必要な費用は、神主さんに対してのお礼としての玉串料(初穂料)3万円から6万円くらいです。

御初穂料

「御玉串料」「御初穂料」などの表書きをします。

それと神主さんが現場まで来るための車代がありますが、施工会社が送迎してくれる場合が多いようです。

工事関係者へのご祝儀はと棟梁や現場の責任者が1万5千円程度で、その他の関係者は5千円程度が目安でいいでしょう。

工事関係者

人数や金額は事前に確認していた方が間違いありません。

「ご祝儀」「地鎮祭内祝」などの表書きをします。

会場設営に必要な祭壇の準備や、天候を考慮したテント設置、お供え物などは3万円から15万円程度掛かります。

施工会社によっては会場を設営していて、直会(なおらい)と言う食事会をするパターンもあるので、工事の規模や招待者数によりますので目安程度にお考えください。

住宅工事の中に含まれている場合もあるので、施工会社と事前に打ち合わせされて下さい。

どんな服装で参列するのか

地鎮祭に参列する服装に特別な決まりはないですが、施主の立場としては正装が良いでしょう。

他の方の地鎮祭に参列する場合でも、あまりラフすぎるのはお勧めできません。

服装

いつするのか地鎮祭の日程は基本的に大安や先勝、友引などの吉日に執り行われますが、施主の都合もあるので施工会社などの関係者と調整して決めます。

どんなお供え物か

お供え物

お酒やお米、塩、昆布などの海の幸や果物などの山の幸を準備しなければなりませんが、お供え物の作法や程度もあるので施工業者にお願いした方が良いでしょう。

祭壇は造り方は

祭壇 造り方

祭壇の周りに青竹、笹竹を4隅に設置して、一定の高さで注連縄を張り巡らし紙垂(しで)を取り付けます。

方角や設置する場所など細かい作法があるので、施工会社か地鎮祭の専門業者に依頼しましょう。

施主の挨拶

地鎮祭の出席者、マイホームの建築工事に関係する設計事務所や施工業者へのお礼と、竣工まで無事故で完成することを願います。

施主

挨拶が苦手な方は施工会社に、ひな形や簡単な事例があるので事前に頂いて参考にするといいでしょう。

祭壇前に出るとき

地鎮祭の最中に施主が祭壇前に出るのは玉串奉奠の時で、神主さんから榊(サカキ)の葉を受けとり作法により右回転させて両手でお供えをして、二礼二拍手一礼でお願いをします。

具体的には、二礼したあとに柏手を2回して深く一礼したら後方に下がって最後に一礼したら席に戻ればいいでしょう。

施工会社の担当者から説明を受けますので焦らずにゆっくりすれば大丈夫です。

・地鎮祭の進行

地鎮祭 参列

1、修跋 (しゅばつ)

神主さんが自宅を着工する予定の敷地と参列者の体をお祓いします。

軽く頭を下げて神主のお祓いを受けましょう。

2、降神の儀 (こうしんのぎ)

神主さんが神様を祭壇にお迎えします。

3、献饌の儀(けんせんのぎ)

神主さんが神様にお供え物を差し上げます。

お神酒を盛り砂にかけて清めます。

4、祝詞奏上(のりとそうじょう)

神主さんが神様に工事期間中が安全であるように、祝詞を読み上げて祈ります。

施主名や設計者、施工業者の名前を事前に伝えておけば祝詞に入れてもらえます。

5、四方祓(しほうはらい)

神主さんが土地の四方を清めます。

四方祓

6、地鎮の儀 (じちんのぎ)

施主、設計者、施工会社の代表が砂山を囲んで、鍬やスコップを使い掛け声とともに砂山に振り下ろします。

地鎮の儀

その後に神主さんが鎮め物(しずめもの)を納めます。

7、玉串奉奠 (たまぐしほうてん)

参列者は玉串を神主さんから受け取り、祭壇の前で工事の安全を願い二礼二拍手一礼をします。

8、撤饌 (てっせん)

神主さんがお供えものを下げします。

瓶子のふたをしめて祝詞を奏上します。

9、昇神の儀 (しょうじんのぎ)

神様が帰るための儀式です。

10、神酒拝戴 (しんしゅはいたい)

お供え物のお酒を参列者に振る舞います。

儀式の後にお酒で祝います。

・近所挨拶

近隣住民に手土産を持って挨拶参りします。

近隣挨拶

タイミングが合わなければ工事前であれば別日でも構いません。

工事の騒音や振動、粉塵などが影響する範囲の世帯を施工会社と相談して挨拶します。

自治会の会長さんへも挨拶された方が良いでしょう。

・地鎮祭マナーのまとめ

夢のマイホームが現場で具体的に動き出すのが地鎮祭となりとても大切な儀式です。

地鎮祭 まとめ

今までは設計士や施工会社と図面上での打ち合わせ程度だったのが着工することで、マイホームが立体的に形となってくるので、実感も湧いてきてワクワクすることでしょう。

地鎮祭を通して設計士や施工会社と更に結束を固め信頼関係を深めることで、理想の素敵なマイホームを無事に竣工することができるしょう。

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