外構にある階段の作り方を知りたい!失敗しないチェックポイント

外構 階段 作り方

高低差のある住宅の外構工事でメインとなる階段の作り方と手順を紹介していきます。

・アプローチの階段ってどう作るの?

住宅を建築されて予算の都合で外構を別途工事にされることがあります。

自分でDIYで休みの日に少しづつやってみようと思っても、階段部分をどのようにするか分からないことがありませんか。

そんな方に外構の階段を作る際のポイントを一緒に見ていきましょう。

玄関の門柱をお考えの方に参考になる記事があります。

玄関に門柱を造ることで訪問者の印象が格段に良くなることをご存知でしょうか?6つのチェックポイントに気を付ければ満足できる門柱になることでしょう。門柱の素材毎の特徴や防犯性能を高めるための秘訣を紹介します。こちからご覧になれます⇒

・外構の階段を作る手順とポイント

前面道路からの高低差を測る

玄関のポーチと階段の取りつく道路との高低差を調べます。

レベルとスタッフがあれば簡単に測量できますが、手元にないようでしたら2本の桟木に水平器を取り付けてスケールで測りましょう。

階段高低差 レベル測定

高低差が大きな場合には分割して測ります。

【注意ポイント】

階段の基準になる部分で段数を決める重要な要素なので慎重に測定しましょう。

階段を割り付ける

高低差が測定できたら割り付けて段数を決めます。

例えば90㎝の高低差があり6段にすのであれば1段の高さは15㎝になります。

ポーチや階段の途中に平場があると水が溜まらないように水勾配が必要となるので高さを微調整しましょう。

【注意ポイント】

施工図を作成した方が分かりやすいですがスケッチ程度でも構いません。

階段の割り付けは仕上げ寸法でなので、仕上げ厚を差し引いてコンクリートのラインを出します。

階段の踏み面(足を置く面)蹴込み(正面)共にマイナス方向にタイルであれば3㎝程度差し引きましょう。

資材調達

ホームセンターなどでベニヤ板や桟木、コンクリートを手練りで造るのであればセメントや砂利も必要でしょう。

【注意ポイント】

施工図を基にして1段の蹴込みに取り付ける型枠の寸法を決めます。

1段の型枠寸法は割り付けした高さ×階段幅になります。

周囲に桟木を打ち付けてパネル状にすると、コンクリートの圧力に耐えらるようになるでしょう。

型枠を加工する

階段の型枠寸法が決まればスケッチをして段数分の枚数をホームセンターでカットしてもらえます。

階段の側面に花壇などの構造物があれば型枠を固定できますが、何もない状態の場合には桟木の先端を尖らして木杭を作り、蹴込み板の両端に垂直に打ち込めば固定できます。

コンクリートの中に埋まってしまうので硬化具合を見ながら固まる前に抜き取ります。

【注意ポイント】

型枠の切断は丸鋸を利用されると思いますが水平の土間上に加工台を作り慎重にカットして下さい。

高速回転するので目を離すと大ケガをする恐れがあるので普段から扱い慣れている方が行いましょう。

手鋸でも切断は可能ですが非常に時間がかかります。

階段の位置出し

アプローチのどの部分に階段を作るのか決めます。

平面的な位置は建物や道路を基準にして割り出し赤スプレーでマーキングします。

階段の側面の各段に木杭を左右に打ち込んでコンクリートの高さに印をつけます。

【注意ポイント】

下地の整地に邪魔にならないように10㎝程度型枠の取り付け位置より離しましょう。

下地の整地

外構 階段 下地

階段の勾配から階段の厚みと砕石の厚み分を差し引いてスロープ状に整地をして締め固めます。

【注意ポイント】

雑草やゴミを取り除いて土の表面が平坦になるように締め固めます。

転圧するランマーやプレートなどの機械は時間リースで配達してもらいます。

階段 ランマー プレート

砕石の敷き込み

転圧の終わった土の上に砕石を同じ厚み(10㎝程度)に敷き均し転圧します。

【注意ポイント】

スロープ状だと厚みを均一にするのが難しいので、振動を抑えながら二人がかりで慎重に行いましょう。

階段の配筋

D10の鉄筋を階段の寸法に合わせてホームセンターなどで切断加工します。

網目状に同じ間隔で配置して交差部分を結束線で固定します。

砕石の上にスペーサーブロックを設置して浮かせます。

【注意ポイント】

ポーチの側面にアンカーを打ち込んで差し筋に接続しましょう。

側面も花壇などの鉄筋と接続する予定があるなら、階段の周囲は40㎝程度はジョイントできるように出しておきましょう。

階段の型枠

階段の位置出しマーキングと木杭の印に合わせて1段づつ型枠を設置します。

固定は蹴込み板の前面に数か所、木杭を地中に打ち込んでしっかりと固定します。

【注意ポイント】

コンクリートが流し込まれると型枠に側圧がかかるので、固定が不十分だと孕んでいるしまうので注意が必要です。

作業中は型枠に体重をかけると変形する可能性があるのでできるだけ乗らないようにしましょう。

階段のコンクリート打設

階段 コンクリート打設

コンクリートミキサー車より階段型枠に下の段から徐々にコンクリートを流し入れます。

バイブレーターにより振動を与えて隅々までコンクリートが行き渡るようにしましょう。

セメントや砂利を攪拌して手練りでコンクリートを作る方法もありますが、ボリュームが多い場合には硬化してしまい間に合わなくなるので階段の大きさに応じて検討されて下さい。

タイル仕上げにするのであればコンクリートの表面は木ゴテで押さえます。

【注意ポイント】

前面道路の道幅が狭い場合には小型のコンクリートミキサー車を手配しましょう。

階段の位置が道路よりも離れている場合には、脚立を数か所設置してその上にコンクリートシュートを固定してコンクリートを送り込みます。

型枠の取り外し

階段のコンクリートが硬化して強度が十分になったら蹴込み板を解体します。

【注意ポイント】

コンクリートが若いと欠けやすいので振動や衝撃を与えないように慎重に取り外しましょう。

階段の仕上げ

階段の仕上げ面を両側面に印をつけます。

タイル貼りであればモルタル下地を作りタイルを貼り目地埋めをして仕上げます。

【注意ポイント】

水が溜まると滑りやすくなるので踏み面は若干勾配をつけます。

家の配置でお悩みの方に参考になる記事があります。

家の配置でマイホームの過ごしやすさが断然違ってきます。建物本体の間取りプランだけではなく、外構も含めたトータルの計画を同時に進めることが重要なのです。家の配置をする上で重要な敷地の確認ポイントを押さえておけば後悔することを防げることでしょう。

・外構階段の作り方まとめ

外構 階段作り方 まとめ

ご主人様がDIYが得意であれば休日を利用されてお庭を少しづつ作っていくことも楽しみでしょう。

エクステリアで階段は手間のかかる部分なので手順とポイントが少しでも参考になったなら幸いです。

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