床暖房10のメリットを活かす!5つのデメリット対応策とポイント

床暖房 メリット デメリット

床暖房を採用して後悔しないためには、特徴を理解してチェックポイントを確認する必要があります。

家族が満足できるように床暖房のメリットとデメリットを一緒に見ていきましょう。

・床暖房の特徴を考えてみる

メリット

足元から快適に暖める

エアコンのように暖められた空気を排出して風を室内に起こすのと比べると、床面から足元に温かさを伝えるので心地よく感じられるでしょう。

温度のムラが少ない

ファンヒーターなどであれば暖められた空気が上昇して足元が冷えた状態になりやすいです。

床暖房は放射熱を出すことで人を暖めながら同時に、室内の壁や天井の表面も熱で温めそこから放射熱を放つことで全体的にムラなく温めることができるでしょう。

静かに利用できる

エアコン 煩い

エアコンなどと比べると可動時に風を送る音が聞こえてきますが、床暖房はいつでも静かに過せます。

煩くない

匂いが気にならない

匂わない

石油ストーブやこたつなどが放つような気になる匂いがありません。

ストーブ 匂い

乾燥しずらい

室内の空気を直接暖めるエアコンなどと比べると、床からゆっくりと足先から暖める床暖房は乾燥しずらいでしょう。

体感温度が高い

実際の室温が低くても床暖房の場合にはエアコンなどよりも体感温度が高く感じられます。

掃除がしやすい

掃除しやすい

暖房機器の設置が床下になっているのでスペースが広々としていて、掃除機などがかけやすく掃除の手間がかかりません。

ホコリが舞い上がりにくい

エアコンのように風を起こして暖房しないので、ホコリがほとんど舞い上がらず空気が奇麗な状態を保つことができるでしょう。

空気を汚さない

空気 汚さない

石油ストーブやガスストーブと比べると室内の空気を汚さずに下から温めることができます。

スペースをとらない

ファンヒーターなどと比べるとパネルヒーターが床下にあるので場所をとらずにインテリアの邪魔になりません。

デメリット

コストが高い

暖房を全ての部屋に施工するとどうしても設置費が高くなる傾向にあります。

床暖房 費用

予算が気になるのであれば寝室だけ床暖房にするなど設置場所の絞り込みをするのが一般的です。

ガス温水床暖房であればガス料金が割安になるプランもあるので比較してみましょう。

温度の立ち上がりが遅い

一旦温まれば快適な状態を保てるのですが立ち上がりに時間がかかります。

利用される起床前にタイマーをセットしておけば温かい室内で快適に過せるでしょう。

床暖房しない部分は冷たい

温水パネルを利用するタイプなどでサイズが決まっている既製品は、部屋の形状に合わずに部分的に床暖房されていない部分ができてしまうので、飲み物を取りに冷蔵庫へ向かう途中で足の裏が「ヒヤッ」として不快な思いをすることがあります。

たとえ短い部分でも隅々まで床を暖められるよう床暖房を計画しましょう。

重量物を置くことは避ける

製品により条件は異なりますが床暖房の上に物を置くことは好ましくありません。

重量のあるテレビボードやソファーなどは上手く避けて床暖房を施工するようにしましょう。

家具

家具が熱で乾燥により変形してしまったり床暖房の誤作動を引き起こす可能性があります。

食卓はリビングの中央に設置すると思われますが、比較的軽量の家具であれば対応できると思われるのでメーカーや専門業者に事前に確認しておきましょう。

メンテナンスが必要

床暖房のタイプによっては温水パイプのメンテナンスが必要となります。

手間をかけたくないのであれば電気式がお勧めです。

床暖房のメリットとデメリットを理解した上で採用するポイントを考えて見ましょう。

・床暖房を採用するポイントとは

天井が高い部屋に向いている

吹き抜けなどの天井が高く空調で暖めるのが困難で時間を要する場所でも足元から温めることがでるので最適です。

断熱性能を確保する

床暖房の熱が逃げないように断熱性能を確保する必要があるでしょう。

床断熱が不十分だと熱量が足りなくなり効率が悪くなることでランニングコストが割高になる可能性があります。

床暖房に適した床材

木製の床材は熱処理されていて含水率が5~8%の床暖房対応の製品を選びましょう。

床暖房 対応床材

タイルや石材は熱効率が良いので組み合わせて床仕上げに利用してもいいです。

初期費用とランニングコスト

床暖房 コスト

床暖房の初期費用を抑えたいなら温水式よりも電気式の方が20万程度低コストになるでしょう。

しかしランニングコストを抑えたいなら温水式の方が目安として5000円/月くらい安くなります。

電気式であればエコキュートで深夜電力を使ったり太陽光を利用すれば光熱費の削減に繋がります。

電気式はメンテナンスがあまり必要なく温水式の場合には、不凍液の入れ替えを定期的する必要があるので長い目で見て総合的に比較検討しましょう。

電気式床暖房ならどれがいいのか

PTCヒーター式床暖房

リフォームで導入しやすい床暖房です。

メリット

室内の床面の温度を部分的に調整することができます。

温度 調整

デメリット

電気の結線部分の温度が低下してしまいムラが生じることがあります。

蓄熱式床暖房

床下の蓄熱材に熱を溜める方式です。

メリット

深夜電力を利用して蓄熱材に熱を溜めることができます。

デメリット

温度設定がしずらいです。

リフォーム工事で取り入れることが難しいでしょう。

ヒートポンプ式温水床暖房

温水を利用して暖める床暖房です。

メリット

エアコンと効率よく連動したシステムが利用できます。

デメリット

初期費用が比較的高いです。

比較的温度が立ち上がるまでに時間を要します。

電熱線ヒーター式床暖房

狭いスペースに向いている床暖房です。

メリット

初期費用が比較的安いです。

デメリット

ランニングコストが比較的高いでしょう。

・まとめ

床暖房に適した環境や仕上げなどもあり初期費用とランニングコストのバランスが大切です。

電気式床暖房を選ぶのであればそれぞれの特徴を理解してプランと見積もりを厳密に比較検討する必要があるでしょう。

時間をかけて家族のライフスタイルにマッチした床暖房を見つけて下さい。

床暖房を採用したオリジナルのプランで相見積もりがもらえます。

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