二世帯住宅の相場が分かるシミュレーションで後悔しない秘訣

相場 シミュレーション
二世帯住宅でマイホームを計画されている方へ、後悔しないための相場の掴み方やメリット、デメリットを紹介します。

二世帯住宅の問題点

両親と同居することになり二世帯住宅を計画することになり夫婦で話し合っていると、どうしても奥さんの希望で完全分離型になる場合が多いようですが、玄関や水回りなど全てが独立することで住宅の建築費が高くなり結局は、キッチンやトイレ、浴室は部分的に共用して予算を下げることになってしまうのです。

事前に二世帯住宅の特徴を知り相場をシミュレーションすることで、マイホーム計画の後戻りを防ぐことでスムーズに家づくりをすることができます。

二世帯住宅のプランの注意点

1、両親との調整役が必要

両家族 調整役

両親と子供夫婦(息子夫婦、娘夫婦)が話し合いながら二世帯住宅のプランを計画していきますが、それぞれのこだわりや要望がバラバラなのでまとまらずに時間が掛かるものです。

まとめ役としてご主人などが両家族の間に立ち調整することで、設計士に要望を伝えることでスムーズになるでしょう。

2、バリアフリーを考慮する

バリアフリー 車椅子

両親の先々のことを考慮すると、今は必要でなくても介助が必要になり、車椅子での生活が現実味を帯びてきます。

アプローチから玄関へのスロープや室内の段差解消、浴室の出入り口を3枚引き戸にして介助者が出入りしやすいようにするなど、二世帯住宅に計画しておけばリフォームする必要が無くなります。

住宅の玄関にベンチをお考えの方に読まれている記事です。

住宅の玄関にバリアフリーに配慮したベンチを設ける後悔しないための7つの秘訣があります。高齢のご両親と同居する予定があれば先を見越してバリアフリー仕様の玄関やベンチを設置すればリフォームも必要なく家族の負担も減ります。注意ポイントはこちら⇒

3、防音対策をする

2階建ての二世帯住宅の場合には、プランにより1階の玄関の近い場所に両親の部屋を配置することが多いですが、2階に子供夫婦(息子夫婦、娘夫婦)、子供たちが生活していると足音が伝わりやすくなるので、遮音性能が高い床材を採用した方が良いでしょう。

左右分離型の場合でも、ご主人の仕事帰りが遅くなることも考慮すると間仕切り壁の防音性能を高めることで、就寝中の両親に迷惑を掛けないで済みます。

4、トイレの位置を考慮する

1階に両親世帯の寝室が配置されている場合には、その直上にトイレや浴室があると静かな夜中には、水の流れる音が配管を通じて響くものです。

プランニングの段階で設計士に相談して、できるだけ位置をずらして計画しましょう。

5、キッチンスペースはゆとりを持つ

完全同居型の場合には、1ヵ所のシステムキッチンを二人の主婦が利用することになるので横移動しやすいように大き目のキッチンでスペースにゆとりを持ちましょう。

・相場を知り成功するポイント

相場 タイプ

1、二世帯住宅のタイプを知る

二世帯住宅のタイプ別のメリット、デメリットを知ることで、ライフスタイルに合ったマイホーム造りが可能となるのです。

完全分離型

建物は一体となっていますが住居空間は、左右に分ける方法や階数で分離されているので玄関から訪ねて行かなければ顔を合わすことはありません。

それぞれのプライバシーを尊重するなら完全分離型になりますが、居室から水回りまで全て2世帯分が配置されるので住宅の工事費は高額になります。

【メリット】

子供夫婦と両親とのプライバシーが確保される。

あまり気をつかわないで済む。

将来的に賃貸に出せる。

【デメリット】

建築費が高くなる。

両親の健康状態などの確認が取りずらい。

一部分離型

共用できる部分は、できるだけ一緒に使うことで工事費を低減させるタイプで、玄関や水回りなどを共用する場合が多いです。

完全分離型に比べると建築費を抑えることができ子供夫婦(息子夫婦、娘夫婦)と両親とが接する機会が増えることでコミュニケーションが取りやすくなります。

【メリット】

設備などを共用することで完全分離型よりも建築費が削減できる。

部分的な分離なので子供夫婦と両親とのコミュニケーションが増える。

両親の健康状態などの確認がすぐにできる。

共用している分は光熱費が節約できる。

【デメリット】

寝室以外では両親に気をつかう場面が多くなる。

共用部分のデザインなどの好みが分かれると調整しずらい。

完全同居型

両親の寝室が増えるだけで一般的な住宅と変わらないのでもっとも建築費が安く済みます。

両親や子供夫婦(息子夫婦、娘夫婦)孫が仲良く和気あいあいと生活できる雰囲気が作れます。

【メリット】

全ての設備を一緒に使うことで一部供用型よりも更に建築費が削減できる。

同じ住居の中で生活していることで子供夫婦(息子夫婦、娘夫婦)と両親とのコミュニケーションが絶えず取れる。

両親の健康状態などが身近で確認できる。

完全分離型と比べると光熱費が大幅に節約できる。

【デメリット】

寝室以外では両親に絶えず気をつかうことになる。

キッチンやお風呂場、リビングなど全て一緒に使ったり空間として過ごすので、デザインやこだわりがあると調整に時間が掛かる。

2、二世帯住宅の施工実績

施工実績

一般的な住宅と違い両親と同居することになる二世帯住宅は、それぞれの日々の生活が快適に過ごせる工夫が必要であり注文住宅会社やハウスメーカー、設計事務所も二世帯住宅の施工実績が豊富な業者を選定された方が良いでしょう。

建物竣工後にクレームやなどが発生していないか、現在お住まいの施主を紹介してもらい確認して下さい。

3、二世帯住宅の相場を調べる

両親も含めてご家族が希望している地域で口コミなどの評判が良い、二世帯住宅を得意としている会社を3社選び見積もりを依頼します。

木造軸組工法や2×4(ツーバイフォー)工法、鉄筋コンクリート造などの構造や基本的な間取りのプランも、両親と話し合われて事前に決められていると依頼する際にスムーズになるでしょう。

これだけでは足りないので大手の住宅会社やハウスメーカーを更に3社以上選び見積もりを依頼します。

坪単価の計算方法が知りたい方に参考になる記事です。

ハウスメーカーによって坪単価がバラバラで違いますが理由をご存知でしょうか?本体工事以外にも外構工事や設備関連オプションなど別途工事があるので予算を確保しておく必要があるのです。坪単価の計算方法や坪単価を安くするための秘訣を紹介します。

見積もりを比較する

見積もり 比較

地域に密着した業者3社と大手の注文住宅会社などの3社とを併せて6社以上の見積もりが揃います。

できれば事前に見積書の項目の並びを決められて依頼すると見やすいです。

複数の見積もり項目を比較しながら明らかに項目が漏れていないか、必要のない不明な項目が含まれていないか確認して拾い出します。

1式計上されていると数量などの詳細が分からないので問い合わせて確認し再見積もりを依頼しましょう。

これで内装工事やコンクリート工事などの工種ごとの数量や単価を知ることができ、金額が高かったり逆に安すぎる注意ポイントが浮き彫りになります。

手書きでも構わないので表にまとめれば簡単に、平均金額を算出できるので各業者ごとの特徴が見て取れます。

4、二世帯住宅の施工会社を決める

相場が分かれば見積書の項目漏れがなくて、ご自分の予算に一番近い会社に決めることになります。

工事金額は重要な要素ではありますが確認項目の1つでしかありません。

会社の経営状態、口コミや評判、施工実績などを全体的にチェックして絞り込みしましょう。

建物のデザインや構造体、内外装の仕上げグレードにより金額も様々なので、最終的には両家族で相談されて決定された方が宜しいでしょう。

・二世帯住宅シュミレーションのまとめ

お互いでサポートしあえる両親と自分の家族が一緒に生活できることは素晴らしいことですが、今までの生活様式が変れば当たり前と思っていたことが両親の気を悪くしたり、信じられない些細なことがトラブルの原因になります。

実際に同居した場面を想像してみることも必要でしょう。

完全分離型にするとしても完全同居型であっても家族が快適に暮らせる住まい造りが目標であり、自分たちの望んでいる二世帯住宅を予算内で叶え信頼できる業者に託すことが成功への近道です。

忙しくて時間がとれないなら二世帯住宅の相談や間取りプランを頂ける無料のサービスがあります。登録されているのは有名な会社ばかりなので安心して利用できるでしょう。

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