欠陥住宅で後悔したくない!自分でもできるチェックポイント6選

欠陥住宅チェック

長期ローンを組んでマイホームを建築したのに欠陥住宅だったら大問題です。
建築の知識が無くても自分でできるチェック方法を紹介しますので参考にされて下さい。

・自分の家が欠陥住宅だったら

確認ポイント

敷地の地盤が十分な支持力が無いために、建物を支えきれないで基礎が沈下して傾斜してしまったらどうしますか?

設計段階で軟弱な地盤となる可能性が高い畑や沼地で無かったかどうか、地盤調査で地質を調べていないとこのような事態を招く可能性があります。

住宅会社や設計事務所に任せるのもいいですが、施主として欠陥住宅になる前に確認すべきポイントは把握しておく必要があるのです。

・欠陥住宅チェックポイント

1、契約図面が希望通りか確認する

契約図面

施主と建設会社で交わされる建築工事請負契約には、見積書と契約図面などが添付されています。

建物の構造や仕上げ材なども詳細に記載されているので、打ち合わせした通りになっているのか確認します。

業者によっては簡易的な図面で契約する場合もあるようですが、追加工事で費用が膨らむ可能性が高くなるので、最初の段階から詳細な図面を求めましょう。

契約図面の種類について参考になる記事を書きました。ご覧ください。

建築図面の種類はご存知でしょうか?施主としてマイホームの図面を理解していないとイメージ通りにならずに後悔します。建物の建築図面である展開図や庭周りの外構図、設備的な給排水設備図なども毎日利用する水回りに影響するので確認ポイントを紹介します。

2、耐震強度をチェックする

耐震強度

設計事務所や注文住宅会社の設計担当者などにより、建物の設計はされますが耐震性能が十分確保されているのか確認します。

設計図書があれば確認できますが木造2階建ての地震計数があり、屋根の重さで必要な壁量が決まります。

部材のサイズや筋交いの方法で耐力壁の数が決まりバランスのチェックも必要です。

建物の構造は建築確認申請でチェックされていますが、施主として自分の家の安全に関わる部分なので意識して確認の意味で質問してもいいでしょう。

住宅の地震対策に興味がある方に読まれている記事です。

地震に強い家づくりが大切な家族の身を守ることに繋がりますが、マイホームの地震対策についてどれくらい知っていますか?耐震工法や制振工法、免震工法の特徴や液状化する可能性が高い地盤を調べる方法などの確認ポイントが分かれば後悔しないですむでしょう。

3、地盤の支持力は大丈夫か

地盤 支持力

建物の建つ敷地が以前はどのような環境だったのか、地盤の支持力が十分あるのか確認します。

軟弱な土地だったり、宅地造成で盛土されているが傾斜した地山で水道があり、地滑りの可能性がある場所ではないかなどをチェックします。

問題があるなら適切な対策で地盤改良されているか確認しましょう。

もし不明であれば費用は掛かりますが地盤調査を依頼することを勧めます。

4、屋根やサッシから雨漏りしないか

雨漏り

住宅の屋根勾配で谷状になっている部分や壁との取り合い部分、サッシ周辺は接合が不十分で隙間が空いていると雨漏りの原因となります。

内装の下地を行う前に高圧洗浄機で水を全体的、部分的に万遍なく掛けて漏水しないかチェックしましょう。

通常の雨で漏れなくても台風のような風圧を伴う豪雨の時に、漏れる可能性があるので確認が必要です。

この段階で発見できれば防水処理をすることも可能です。

自分ですることが難しいなら注文住宅会社の現場担当者に要望してみましょう。

5、見えなくなる部分を確認する

コンクリート

基礎型枠と鉄筋組み立てが完了した段階でコンクリートが廻り込むように流し込まれて、鉄筋かぶり(鉄筋と型枠との隙間)が確保されているのか、生コンクリートの強度が設計通りに注文されているのか確認する必要があります。

軸組部分

建物の軸組部分の接合状態や床や壁、天井の下地材が決められたサイズの部材で適正な間隔で設置されているのかチェックが必要です。

ミスや手抜きがないように設計事務所であれば現場監理をしてもらえます。

注文住宅会社などの場合には、設計施工なので現場担当者がチェックする場合が多いでしょう。

素人には難しい部分ですが自分の家ですから、現場を見学する時に設計士や現場担当者に疑問をぶつけて理解することは重要です。

現場確認の主な項目

建築の知識が無くても専門家の指示を仰ぎながらなら現場を確認することが可能な項目です。

事前に設計士や現場担当者に了承を得てから一緒に確認してください。

1、敷地境界と建物位置。

2、基礎の寸法や配筋、アンカーボルトの位置。

3、構造材料や寸法。

4、耐力壁の位置や耐震補強状況。

5、土台の防蟻処理。

6、構造材の防腐処理。

7、防水の材料や工程。

8、断熱材の材料や厚み。

9、開口寸法の高さと位置。

10、スイッチやコンセントの位置。

11、キッチン、ユニットバスなどの品番。

ただあくまでも現場は危険がつきものなので、単独で入りこみ作業員に直接指示することは混乱を招くので控えましょう。

6、シックハウス症候群の予防がされているか

シックハウス症候群

シックハウス症候群とは、肌の痒み、腹痛、吐き気、嘔吐、めまいや、頭痛、じんましん、くしゃみ、咳、食欲不振などの症状があり、原因の一つに住宅に使われている建築材料から発生する化学物質だと言われています。

頻繁に換気することが重要ですが、使用する材料をホルムアルデヒドの放散量が少ないF☆☆☆☆の製品を優先的に選ぶことが大切です。

設計段階で対策はされていると思いますが確認の意味でチェックしましょう。

・心配な場合は住宅性能評価書付にする

どうしても心配な方は住宅性能評価書付の物件を選ぶ方法があります。

設計住宅性能評価は、図面や仕様書により10分野29項目のチェックがなされ契約書に、設計住宅性能評価書が添付されることで基準通りにされていない時には、売主の責任を問う制度です。

建設住宅性能評価は、建築中と完了時に現場検査を実施し、トラブルが発生したら指定住宅紛争処理機関に紛争処理を申請できます。

住宅性能評価書付の物件だけにすると制限されるので選択肢が狭まります。

・欠陥住宅チェックのまとめ

自宅が欠陥住宅だったらと想像しただけでも考え込んでしまいますよね。

建築のプロが造るんだから心配ないと思っていても、現実として欠陥住宅はこの世に存在しています。

損をするのは施主である私たちなのです。

勇気を持って面倒がらずに、欠陥住宅のチェックポイントを確認して理想のマイホームを築きましょう。

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