一般的な建売住宅などと比較してもデザイン性の高い輸入住宅に、興味を持たれている方は多いのではないでしょうか。
輸入住宅の評判やメリット、デメリットなどの特徴を一緒に見ていきましょう。
・輸入住宅のメリット
1、デザイン性が高い
輸入住宅は北米型輸入住宅と北欧型輸入住宅がありますが、サッシやシステムキッチンなども重厚感があります。
内観はゆとりがあり、屋根や外壁などもデザイン性が高いので優雅な雰囲気を醸し出します。
基本的に北米の生活スタイルを取り入れた設計なので、北米などの建材を使用した工法となります。
2、高気密・高断熱
北米の厳しい気候環境下でも耐えうる設計のため、高気密で高断熱の住宅性能を確保できることになり快適な居住空間を確保できます。
3、コストパフォーマンスが高い
効率的な施工方法により、輸入住宅は在来工法と比較するとコストパフォーマンスが高い傾向にあります。
ただ経済性だけでは無くデザイン性と品質性能、価格のバランスの取れたところが最大の魅力です。
坪単価の計算方法について記事にしました。
・輸入住宅のデメリット
1、建築部材の在庫
将来的にメンテナンスが必要となった時に、部材交換することになりますが、国内に全ての在庫があるのか、無い場合でも国内の部材で代用できるのかなどは事前に専門家を交えて確認する必要があります。
2、空調計画
輸入住宅は断熱性能が高いがゆえに、換気が滞ると結露やカビの原因を生み出す可能性があります。
空間に対してのバランスのとれた空調計画が必要です。
3、仕上がり面の精度
北米や北欧の輸入住宅の建築資材の仕上がりは、国内産と比較すると荒い印象があります。
日本の精密な品質基準とは違った、北米などのコストパフォーマンスを優先させた特徴だと捉えましょう。
4、プランの自由度
輸入住宅メーカーにより特徴があり、規格型の場合にはコスト優先のために、間取りを自由に動かすことに制限が掛かり、自由プランの場合には割高になる傾向があります。
5、実績のある工務店
輸入住宅を依頼する工務店は、専門知識が豊富で施工実績が乏しければトラブルが発生する可能性があります。
在来工法と違い輸入住宅の性能を最大限発揮させるための、施工手順やチェックポイントがあるので、経験豊富な工務店であれば安心できるでしょう。
・輸入住宅業者の選び方
設計事務所
輸入住宅に精通していて利用者の評判の良い設計事務所に依頼する方法です。
豊富な設計監理経験があるので施主の意向を汲み取り建物へ反映させてくれます。
輸入住宅の良さを活かしながらも独自のこだわりや、工夫があるオリジナルな家づくりになるでしょう。
設計事務所を選ぶポイントついて記事を書きました。ご参考ください。
輸入住宅メーカー
住宅メーカーにより特徴があるので性能や価格のバランスを見ながら絞り込みます。
輸入住宅には北米や北欧、自由プランや規格型プランなどがあります。
自由度や価格的なメリットやデメリットがあるので優先順位を明確にして選択していきます。
施工はメーカーでは無くて地域の提携している工務店が行う場合が多いです。
建設会社・工務店
建設会社や工務店が輸入住宅を施工する場合には、国内外の建材商社やフランチャイズで資材を入手する場合が多いです。
輸入住宅の施工実績や利用者の評判、経験豊富な現場担当者が施工管理できる環境が必要です。
輸入住宅種類の評判
輸入住宅と一口に言っても北欧系と北米系によりそれぞれの特徴があります。
北欧系の評判
スウェーデンやフィンランドなどの冬の気候が厳しい環境に耐えられる構造で断熱材も厚くなり気密性を向上させたタイプの場合がほとんどで寒さに強く日本の風土にも合っています。
外観も雪が多い地域ならではの急こう配に設置した屋根が印象的でしょう。
北米系と同じようにゆったりとしたリビングや廊下、各居室の空間は解放感が溢れているでしょう。
・木造のパネル工法。
・屋根は切り妻の大屋根。
・外壁は防火サイディング、セラミックタイルなど。
・ドアは無垢の木製。
・耐火性能は高い。
・床、壁、天井には断熱材が挿入され、開口部のガラスは3層で冷暖房の効果が高い。
・気密性は高い。
・工期は延床40坪でおよそ120日間。
・内装はモダンでシンプル、窓枠や天井回りは装飾加工されている。
北米系の評判
西部開拓のころを思い起こさせる雰囲気で外壁にレンガや板張りのデザインに屋根付きの窓が付いていてお洒落です。
北欧系と同じように無垢材のドアや木製のモールディングで飾られた内装は重厚感あふれています。
長い年月が流れても飽きないデザインと暖かみを感じる雰囲気は魅力の一つでしょう。
・木造の2×4工法。
・屋根は切り妻や寄棟。
・外壁は防火サイディング、アルミサイディング、スタッコ仕上げなど。
・ドアは無垢の木製。
・耐火性能は高い。
・床、壁、天井には断熱材が挿入され、開口部はペアガラスで断熱性は高い。
・気密性は高い。
・工期は延床40坪でおよそ120日間。
・内装はトラッドで曲線を多用する。
・輸入住宅の見積もりを比較する
地域に密着した設計事務所や輸入住宅メーカー3社と大手のハウスメーカーなどの3社に見積もりを依頼します。
見積もりが揃ったら項目を比べて漏れがないか、余分な項目が含まれていないかチェックしましょう。
1式表示が多い場合には数量を明確にするように見積もりを再提出してもらいます。
これで輸入住宅に関連する建物の数量や単価を把握できたので6社の中で金額が極端に高い場合や安すぎる場合も注意ポイントです。
・輸入住宅評判のまとめ
輸入住宅の特徴を理解すれば総合的な判断ができ後悔するような選択は避けられることでしょう。
最終的には他の構造や工法も含めて比較検討されてマイホームに採用されることをお勧めします。
「輸入住宅のデメリット」
1、メンテナンスをする時に部材交換の資材在庫が、国内に保管されているのか部材を代用できるのか確認する必要があります。
2、断熱性能が高いので換気が滞ると結露をする可能性があります。
3、輸入住宅の建築資材の仕上がり具合は国内産と比較すると荒い印象があります。
4、規格型はコスト優先で間取りに制限があり、自由プランの場合には割高になる傾向があります。
5、依頼する工務店は専門知識が乏しい場合には、トラブルが発生する可能性が高いです。
「輸入住宅のメリット」
1、北米型輸入住宅は内観にゆとりがあり外観もデザイン性が高いです。
2、厳しい気候環境下でも耐える高気密で高断熱の住宅性能を持っています。
3、輸入住宅はデザイン性と品質性能、価格のバランスが取れています。
4、依頼する方法は、輸入住宅メーカーや工務店や設計事務所に依頼する方法があり、自分のライフスタイルに合った方法で依頼できる楽しみがあります。
輸入住宅を考えられているのでしたらメリット、デメリットなどの評判を知り理解することで、後悔のないマイホームづくりなるでしょう。
一般的な住宅と比べるとデザイン性の高く、ゆとりがある輸入住宅は人気があります。
輸入住宅の評判を知るヒントにしてもらえれば幸いです。