自宅をこのまま一生住み続けるのか、家族構成の変化に合わせて買い替えるのか悩ましいことですが、買い替えの成否を分けるポイントはどこにあるのでしょうか?
・家の買い替え方を間違えると損をする
子供の成長に合わせて広い家が欲しいと思っていて、家族で話し合い自宅を買い替えて引っ越すことにしました。
丁度いい物件を紹介してもらい購入したのだけれども現在住んでいる自宅に買い手が付かなく、価格を下げてようやく1年後に売却しましたが住宅ローンが2重になり大変でした。
このような事態に陥ることは決して珍しいことではないのです。
損をしないためには確認しなければならない重要なポイントがあるので紹介していきます。
・後悔しない買い替えのポイント
自分たちに合った家を探す
共働きで家計を支えあっているご夫婦もいらっしゃいます。
理想とする規模や地域のマイホームを求めるにしても、先々のことである教育資金などもかかるし不安なものです。
無理をしないで家計を圧迫しない程度の家を購入して、少しずつ余裕が生まれてきたら理想の家に買い替えていくことができます。
新築住宅でコストダウンをお考えの方に参考になる記事です。
買い替え特約を利用する
気に入った物件が見つかっても自宅が売却できないと支払いができなくなってしまいます。
そんな時に買い替え特約を売買契約につけることで、自宅が売れない事態を招いた時には無かったことにできるので安心です。
しかし仲介される業者からすると、契約して予定していたものが無くなるのは嫌なものでしょう。
業者によっては、どうにか売り抜こうとして販売価格を相場よりも安く設定させようとする場合もあるので注意が必要です。
売却の差額で住宅ローンを完済できるか
現在住まわれている住宅にローンが残っている場合がほとんどだと思います。
売値でローンを完済するように目指したいところでしょう。
できるだけ高めの価格設定にすれば買い替えのための住宅資金も生まれるので理想的です。
しかし現実は希望した金額で売れないこともあるので、不足分の住宅資金を別に準備しなければならないことも想定しておきましょう。
住宅ローンについて参考になる記事です。
移動の多い時期を狙う
会社であれば転勤などでの移動や学生であれば進学や就職により引っ越しがあります。
そのタイミングであれば住宅の売買が活発で普段よりも、自分の住宅が売りやすく、希望の物件が探しやすい可能性が高いです。
一般的には1月~3月や9月~10月と言われているので家の買い替え時期として頭に入れておきましょう。
ダブルローンは避ける
家を買い替えするタイミングが合わなくて家族が気に入った物件を購入したにも関わらず、自宅に買い手が見つからない状態です。
今までの住宅ローンの支払いをしながら新居の住宅ローンも支払うことになるダブルローンになると、家計を圧迫することになるので計画的な買い替えするをする必要があります。
諸費用が足りない
家を買い替えするには多くの諸費用が発生ることを忘れてはいけません。
購入や売却する時には、不動産業者へ仲介手数料が必要ですし、銀行関係でも住宅ローンの保証料、火災保険料、抵当権抹消費、登記費用などが必要となります。
売り替えのタイミングが合わなければ仮住まいも必要ですし、その都度引っ越ししなければなりません。
思っていたよりもまとまった金額になるので事前に把握して準備しておく方がベターでしょう。
仲介業者は売り買いを同じにする
自宅の売却と新居の購入を同じ仲介業者に依頼することでタイミングを合わせやすくなります。
同時に決済ができれば、つなぎ融資が必要になったり仮住まいの賃料や引っ越し費用が余計にかかりやすくなるので、信頼できる仲介業者に売り買いをコントロールしてもらいましょう。
それでは家の買い替えの仕方を見ていきます。
建売住宅の業者をお探しの方に参考になる記事です。
・家の買い替え方法
家の買い替えには欲しい物件を購入してから持ち家を売却する方法と、自宅を売却してから新居を購入する方法がありますがそれぞれメリット、デメリットがあります。
買ってから売却する
気に入った物件を購入してから自宅を売却することで、売ってから購入のように慌ててしまい妥協することが無く、じっくりと新居を探す時間が確保できます。
デメリットは自宅が満足できる金額で売れないことでしょう。
住宅資金が確保できないことになるので、買い替え特約付きの売買契約を交わすことでリスクを回避する必要があります。
売ってから購入する
現在の住まいを売却してから購入するのであれば住宅資金が明確になるので安心感があります。
早期に売れた場合には、気に入った物件をすぐに探すことができるのかタイミングが難しいでしょう。
仮住まいを準備する必要性に迫られる結果になり、賃貸住宅の費用がかかるのがデメリットとなります。
それでも買い替えに踏み切れないなら住み続けてもいいでしょう。
・そのまま住み続ける選択
家を買い替えずに住み続けることもありでしょう。
最初から家族構成の変化も見込んで余裕を持ったマイホームを建てれば不具合も少なくなるし、一生住み続けることでの安心感もありご近所との繋がりも深くなります。
建物はリフォームしながら寿命を延ばせれば、地価の値下がりがある地域でも買い替えしないので心配ありません。
・家買い替えのまとめ
家族が快適に暮らしていくためには買い替えることで環境が改善すれば理想的でしょう。
ただしタイミングや方法を間違えてしまうと損をすることも実際あります。
二重ローンになってしまい家計を圧迫する事態は避けなければなりません。
紹介してきた買い替えのチェックポイントをご覧頂き最良の方法を実践されて下さい。