マイホームの計画で重要なのが土地の取得ですが、宅地造成されている現在の環境で気に入って購入したものの、建築が始まり後になって敷地の造成前が軟弱な沼であることが分かり建物を支えられるのか心配になることがあります。
万が一建物周辺が沈下してしまい大切なマイホームに悪い影響を与えたら大変です。
後悔しないためにも土地の問題を考えてみましょう。
・家が建ってからでは遅い敷地の問題点
強固な地盤は住宅建築で重要な部分であり、敷地が埋め立てられいるが基の地盤形状は傾斜していて排水が不十分な場合には地滑りの可能性があります。
十分に地耐力がある土地でも、昔建っていた工場などから危険物質などが流出して、土壌汚染していたら大問題です。
敷地外でも裏側に擁壁のない大きな斜面がある場合には、大雨などで表層が滑り落ちてくる可能性があります。
他にも交通量が時間帯により多くなるとか、公共施設が遠くて不便などもマイナスポイントです。
それでは良い土地の選び方を紹介します。
土地の下落が心配な方に参考になる記事です。
・良い土地の選び方チェックポイント
1、土壌汚染などの問題が無いか
住宅を建てるには都市計画法に定めがあり、市街化調整区域では原則として建築できません。
住宅を建築するには、住宅系の用途地域に指定されている必要があります。
また敷地は幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していないと敷地として認められません。
敷地が造成される以前に田や沼地でなかったか、公害などで土壌汚染の可能性はないかなども、土地を購入予定の注文住宅会社などに事前に確認しておきましょう。
2、近隣住民に敷地の情報を聞き取りする
立ち話しでもしながら造成前の地山の形状や大雨のときの水の吐け具合はどうか、近くに河川があるなら氾濫したことがないかを聞きます。
3、湿地や斜面の敷地造成をチェックする
斜面地の場合には造成による盛り土部分との間が水道となるので、排水計画が十分なされているのか、擁壁が強固なのか、敷地の締固め状況はどうなのかを確認します。
手抜きあると建物周辺が沈下する恐れがあります。
欠陥住宅が心配な方に読まれている記事です。
4、宅地造成の擁壁を確認する
鉄筋コンクリートの擁壁であれば構造的に計算されていますが、古くからの石積みの場合には地震などに耐えられずに、表面が膨らんでくる可能性があります。
5、生活環境をチェックする
実際に土地を購入する前にできるだけ足を運んで情報を入手しましょう。
近所の人たちの様子や騒音や悪臭などが無いか、平日と休日を比べたらどうか、雨天時の排水状況はどうなのかを確認します。
もっと詳しく調べるならゴミの出し方はちゃんとされているのか、不法駐車などはないか、素行の悪い不審人物はいないかなどをチェックします。
時間は掛かりますが後悔しないためにも隈なく調査します。
6、専門家に地盤調査を依頼する
以前の土地の状態に不安があるのであればボーリング調査の専門業者へ地盤調査を依頼します。
容易にできる方法でスウェーデン式サウンディング試験がありますが、敷地の中にコンクリート片が埋まっている場合には調査がしずらくなります。
表面波探査法は、試験場所にもよりますが90,000円~140,000円程度で地盤の固さが調べられます。
スウェーデン式サウンディング試験で支障があったコンクリート片などがあっても対応可能。
調査により地盤の耐久性がない場合には、地盤を改良したり基礎工法の検討が必要になります。
当然コストは割高になりますが建物にとって安全な土地になります。
・まとめ
いい土地を選ぶことが安全で快適なマイホーム取得に繋がります。
忙しくても家族のために現地を見て回ったり、関係者に聞き取りをすることで不安は払拭されるでしょう。
一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
後悔しないためにもとことん調べて、間違いない土地を購入しましょう。
仕事で忙しくて時間が作れなかったり、住宅会社や不動産会社の知り合いがいないなどで土地探しに手間取っているなら無料で利用できるサービスがあります。
土地情報はもちろんのこと住宅の間取りプランや、見積りもまとめてもらうことができるのでお勧めです。
1、デベロッパーから敷地が造成される以前に、田や沼地でなかったか情報を入手します。
2、近隣住民に近くに河川などから氾濫したことがないかなどの、敷地に関係する情報を聞き取りします。
3、斜面地の造成は排水計画が十分なされているのかなどを確認します。
4、宅地造成の擁壁が石積みでないか確認します。
5、近所の騒音や悪臭などが無いか、不審人物はいないかなどの生活環境をチェックします。