自宅の屋根防水(種類、特徴)を知っていますか?コンクリート造編

屋根 防水 種類

マイホームをお考えの方や現在持家の方でも屋根防水の種類やメリット、デメリットについて調べたい方へ注意点なども含めて紹介します。

・建物を雨から守る防水

コンクリート造の住宅は強固で隙間などなく、雨漏りとは無縁な印象を持たれている方もいらっしゃるでしょうが違います。

雨漏り コンクリート造

コンクリートの乾燥収縮などにより、微細なクラックが発生することもあるので屋根防水はとても重要なのです。

種類によって特徴も様々で寿命も違うので、マイホームに合った適切な屋根防水を選ぶことが大切です。

・屋根防水の種類(メリット・デメリット)

ウレタン防水

コンクリート造の住宅の屋根防水で普及していて、液体状のウレタンが平坦部分と立ち上がり部分などの複雑な取り合いも水密性が高く一体化した防水層を造り出せます。

屋根防水は表面保護のためにトップコートが必要になります。

【メリット】

ウレタン防水 メリット

施工しやすいので対応できる業者が多い。

工程が短いので比較的安価。

塗り重ねできるので補修しやすい。

防水材が軽量で建物への負荷が少ない。

下地に追随する。

【デメリット】

乾燥期間が必要なので工期が掛かる。

耐久性が低い。

塗膜の厚みを均等にするのが難しい。

【メンテナンス頻度】およそ6年~7年

【耐用年数】およそ11年~15年

【単価】およそ4,000円~7,000円/㎡

ゴムシート防水

伸縮性が高い合成ゴムシートで防水層を形成して、接着剤などにより屋根面に張り付けていく防水です。

【メリット】

耐久性が高い。

気候の変化による温度変化に対応できる。

工程が短い。

普段使わない場所の防水に向いている。

【デメリット】

複雑な躯体形状には不向き。

接着剤の寿命で剥がれてくると防水性能が低下する。

外部からの衝撃に弱い。

【メンテナンス頻度】不要と言われているが環境によります。

【耐用年数】およそ12年~20年

【単価】およそ3,000円~7,500円/㎡

アスファルト防水

アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを含まてルーフィングを貼り重ねる防水で常温工法とトーチ工法があります。

・常温工法(冷工法)

熱を加えないでアスファルトを使ってルーフィングを張り付ける防水です。

【メリット】

溶融釜を使わないので煙が発生しない。

臭いも比較的少ない。

【デメリット】

トーチ工法と比べるとルーフィングの密着させることが難しい。

保護層が必要。

【メンテナンス頻度】およそ10年~15年

【耐用年数】およそ17年~23年

【単価】およそ5,500円~8,500円

・トーチ工法

トーチバーナーで熱を加えてアスファルトルーフィングを張り付けていく防水です。

【メリット】

ルーフィングを溶かしながら接続するので隙間がでにくい。

既存の防水に重ねて施工できる。

【デメリット】

職人の技術により精度が左右されやすい。

溶融釜を利用するので準備に時間が掛かる。

保護層が必要。

火を使うので注意が必要。

住宅密集地域には向かない。

面積が小さい場合は向かない。

【メンテナンス頻度】およそ10年~15年

【耐用年数】およそ17年~23年

【単価】およそ5,500円~8,500円

塩化ビニールシート防水

塩化ビニールの防水層を形成するもので接着剤で屋根面に施工して、シートの接続は熱風で溶融しながら防水する方法です。

【メリット】

シート状なので施工した後に歩くことができる。

熱や紫外線に強い。

耐摩耗性が高い。

トップコートが必要ない。

工期が短い。

【デメリット】

複雑な形状には施工が難しい。

シートの接続が難しく専門的な技術力が必要。

施工不良が起きやすい。

重量が重い。

【メンテナンス頻度】不要と言われているが環境によります。

【耐用年数】およそ12年~15年

【単価】およそ2,500円~8,000円

FRP防水

ガラス繊維強化プラスチックで防水層を形成して屋根面を防水します。

木造のベランダ防水で使われる場合が多いです。

【メリット】

耐久性や耐水性が高い。

作業工程が短い。

厚みを一定にできる。

施工した後に歩くことができる。

重歩行も可能。

FRPの強度が高いので保護層が必要ない。

【デメリット】

施工中に臭いが発生する。

地震などの動きに弱い。

下地との密着が比較的悪い。

【メンテナンス頻度】およそ5年~7年

【耐用年数】およそ10年~14年

【単価】およそ5,000~8,000

・屋根防水の保証は?

防水工事の保証がどれくらいなのか気になる所です。

建物の耐久性に関わることなのでしっかりと理解する必要があります。

一般的には、住宅の工事を請け負った元請けと、その下請けになる防水専門業者、使用した防水メーカーの連名での保障となる場合が多いです。

最長で10年間の保証と言われていますが条件として、防水材や施工の仕方が問題で漏水した場合や定期的なメンテナンスを実施することが条件となっている場合が多く確認しておく必要があります。

屋根防水 保証

漏水の原因が確定的で防水工程を省いてしまっていたり、下地の乾燥などの不具合などの施工上の問題であれば保証される可能性は高いですが、雨漏りの原因特定や保障条件によるので楽観視はできないのが現状でしょう。

・屋根防水のメンテナンスの重要性

防水材料により耐用年数がありますが、定期的にメンテナンスを施した場合の目安でしかありません。

気象条件が厳しい地域でほったらかし状態であれば、もっと短くなることもあるし、逆にしっかり点検をしていて防水層が剥がれたり異常があれば都度補修をしていれば耐用年数も長くなります。

保証があるから大丈夫と安心しきっていると、防水層の不良個所が広がって防水補修に余計に手間が掛かったり、酷い場合には雨漏りしをしてしまい、室内の仕上げ材や、下地材まで浸透してしまい腐らすこともあるのです。

・屋根防水のメンテナンスのポイント

防水層の保護材が変色したり、部分的に膨れてきたり、裂け、損傷していたら補修が必要です。

膨れや損傷などは放置していると、ドンドン広がっていく場合が多いので早めに住宅施工会社や防水専門業者に点検してもらいましょう。

自分で屋根の点検が難しい場合は、頻度を決めて点検を依頼した方がいいでしょう。

・屋根防水の種類まとめ

屋根防水 メンテナンス

マイホームをお考えの方で「屋根防水についてもっと知りたい」

「種類や特徴を理解して後悔しない防水材を屋根に使いたい」

このように防水材に対して、真剣に取り組まれているのであれば雨漏りのない自宅を築きあげることができるでしょう。

普段はあまり目にしない屋根防水ですが、建物の耐久性を高める上で無くてはならない重要な工事なので理解を深めることが重要なのです。

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