新築住宅の外構工事で失敗しないための13の秘訣

住宅を建築する時に建物本体の計画だけが優先してしまい、外構工事との連携が上手く取れていなくて結局は失敗することがあります。

新築住宅の外構工事を成功へ導く方法を紹介していきます。

・新築住宅の外構での問題点

住宅の間取りプランや外壁の仕上げなどに、頭を悩ましながら決めていても外回りである外構は忘れがちになります。

外構 問題点

植栽やウッドデッキを設置しても放置状態でムダになったり、外灯が思ったよりも少なくて夜間に防犯上心配になったりとか、いろいろな問題点が浮き彫りになってきます。

後悔しないためにも外構について真剣に考えてみましょう。

・外構で失敗しないための対処法

1、外構予算が足りない失敗

当初の設計で外構が詳細に決まっていないことで、後になり境界塀のカラーフェンスや門柱、植栽などが必要になりドンドン追加していったら、いつの間にか予算が大幅にオーバーしてしまい頭を抱える事態になってしまいます。

【対処法】

外構の計画も建物本体の設計と同時進行で決めていきます。

概算見積もりである程度予算を掴んだら、外構のどの部分が必要で何を削れるのか検討して全体の予算枠内に収めます。

高低差がある敷地の場合は、土を留める擁壁などは建物よりも先に造らなければならないので、先行して外構プランを決める必要があります。

擁壁

予算の関係で外構工事は、別会社に依頼する場合もあるでしょうが、現場経費などを考慮すると建物本体に含めて建築会社に依頼した方が安くなる傾向です。

建築会社に見積もり依頼をお考えの方へ参考になる記事を書きました。ご覧ください。

相見積もりを複数の業者に一括で依頼できるサービスのタウンライフ家づくりの評判や口コミが実際どうなのかを調べました。住宅の相場が分かれば数百万単位の金額差が生れる場合こともあります。タウンライフ家づくりの疑問点やメリット、デメリットはコチラ⇒

2、敷地境界を確認していない

外構の境界塀や擁壁を施工する前に隣接する地主と、隣地境界ポイントを確認しないとトラブルになることがあります。

少しのズレが敷地面積に影響してくるので、双方の主張する境界ポイントにズレがあると揉めごとの原因になることがあるので注意が必要です。

【対処法】

設計監理者、施工業者、隣地の地主、施主立会いのもとで現地で境界ポイントの位置が間違いないことを確認することが大切です。

境界ポイント

その時に境界塀の基礎を施工するには、掘削機械の作業スペースが必要になるため、隣地に立ち入らせてもらうことをお願いしておきましょう。

3、水吐けが悪い

庭の芝生部分や表土などで雨天時に水が浸透しないで水たまりができてしまい、植物なども根腐れする可能性があります。

【対処法】

元々が沼地などの水が浸透しない敷地である場合には、事前に良質土に入れ替えて浸透しやすくしたり、たまり水を流すための排水設備を検討する必要があります。

沼地

4、庭に家族のために自由にできる場所がない

家庭菜園

子供の成長と共に砂場や遊具などを設置して遊び場を造ったり、夫婦で家庭菜園を始めようとしても建物と駐車スペースで敷地が占領されてしまい余裕がありません。

【対処法】

設計段階で将来を見据えてお子さんや奥さんのために、庭の一部に芝生や砂利などで空きスペースを確保して、追加で工事ができるようにしておきましょう。

5、駐車場の出し入れがしづらい

駐車スペース

外構図で駐車スペースの配置は確認していても外構が完成して、実際に車両を出し入れするといろんな不具合が出てきます。

境界塀やアプローチの花壇との空きが想像よりも狭すぎたり、車両の発進やバックで車庫入れする時にギリギリで厳しい状態。

アプローチ

買い物などで車から荷物を降ろし玄関までの動線が遠回りになり、雨降りの時にはびしょ濡れになってしまいます。

【対処法】

設計の段階で建物の位置は、敷地に対して玄関からのアプローチを考慮して駐車スペースを配置します。

設計士は基本的な駐車寸法で計画されていると思いますが、できれば事前に同じような間口の駐車場で再現して、テスト的に試してみた方が間違いないです。

駐車スペース テスト

ご自分の感覚や奥さんの運転技術も踏まえて、場合によっては花壇とかを調整しても、駐車スペースの幅を広げることを優先に考えましょう。

現時点では軽自動車や普通乗用車を使われていても、将来的に大型車両の乗り換える予定やご家族で高齢者の方がいらっしゃるなら、車椅子を横付けすることも考慮することが必要です。

6、自転車・バイク置き場がない

自転車 バイク置き場

奥さんやお子さんの自転車用のスペースを忘れてしまい玄関ドアの周辺に置いたり、旦那さんが購入したバイクを自家用車の前方や後方の僅かな空間に出し入れするのは、不便で見栄えも良くありません。

【対処法】

設計の段階で駐車スペースと併せて自転車、バイクの駐輪スペースも考えましょう。

その時点で所有していなくても将来的に購入する予定があるなら設計士に相談して下さい。

7、門扉やゲートを作らない

予算的なことや閉鎖的なことを嫌うがゆえに、公道からの門扉やカーポートのゲートを作らないことで、セールスマンが頻繁に訪ねてきたり、下校中の子供たちが遊びで庭に入ってくることが多くなります。

訪問販売

【対処法】

防犯やライバシーを確保するためには、門扉やゲートで全面道路から一旦区切りをつける意味でも大切です。

門扉 ゲート

予算的な面は建物本体も含めてトータルな配分で調整されて下さい。

8、ウッドデッキを使わない

新築のマイホームを建築して、憧れのウッドデッキで近所の方々とガーデンパーティーでもしようと思っていても、実際は年に1度使うかどうかで月日が経って、見えないところからシロアリが発生して補修や撤去することになってしまいます。

【対処法】

家族で相談されて本当にウッドデッキの必要性を話し合われて下さい。

そして必要であればウッドデッキの材質も、シロアリなどの被害に遭わない樹脂系の物を検討された方が良いでしょう。

シロアリ被害

9、散水栓やコンセントが足りない

水道設備工事

自家用車の点検や建物の外壁洗浄などをする時に水道が不便な位置だったり、日曜大工をする時にコンセントが無くて、家の中から延長コードで電源を引っ張ってくることになり不便です。

【対処法】

設計段階では設計士の判断で一般的な散水栓やコンセントの位置を決めていますが、趣味や実情を踏まえて具体的に散水栓とコンセントの位置やヵ所数は相談しましょう。

電気設備や水道設備工事となるので後から追加すると、露出配管になるので見栄えが悪くなるので注意が必要です。

10、夜間は外回りが暗い

夜間 外回り 暗い

夜間に玄関周りは外灯があるけども駐車スペースや建物の側面や裏側が暗くて怖い。

特にお隣が留守の時には窓からの明かりもないのでセキュリティ上も問題があります。

犯罪者

夜中に庭に飾っていた雑貨や自転車などが盗難に遭う恐れがあるので心配です。

【対処法】

セキュリティも踏まえた明かりプランを計画して、極力夜間でも敷地内がある程度は見通せるようにしましょう。

センサーライトなどの採用しても良いですが、後付けだと配線が露出になるので設計段階で要望して下さい。

ホームセキュリティをお考えの方へ参考になる記事を書きました。ご覧ください。

ホームセキュリティの契約件数が業界でNo.1のセコム(SECOM)は有名ですが本当の評判がどうなのか?どんな会社が運営しているのか?口コミや評判が気になるところです。契約して後悔しないためにもメリットやデメリットを調べてみました。

11、植栽の失敗

木々に囲まれたマイホームを夢見て、庭周辺や花壇に植栽し芝生を敷きこんでも、中々忙しくて手入れができずに雑草でボーボー状態です。

連休の時に草刈り機で手入れするが疲れてしまって参ってしまいます。

落ち葉でお隣からクレームが来てしまったら最悪です。

【対処法】

普段から好んで家庭菜園などの手入れをしていないのなら、植栽はしない方が良いでしょう。

出来るだけ敷地内に土の表面を出さないようにして、コンクリート打設するか玉砂利などで雑草を防止します。

どうしても植栽をしたければ落ち葉が少なく、手入れを怠っても枯れないものを選びましょう。

12、物干し場が濡れる

庭の空きスペースに洗濯物を干している場合がありますが、急な雨などで濡れてしまうと急いで取り込み、室内に干し直さないといけないので大変です。

物干し場が濡れる

【対処法】

洗濯場からの動線を考慮して屋根つきの物干し場を計画します。

屋根の形状にもよりますが小雨程度なら干すことが可能で便利です。

物干し場

13、高齢者への配慮が無い

アプローチ スロープ

両親が高齢になり同居することになったが玄関までが、階段になっていて車椅子が使えないので困っています。

【対処法】

高齢者の方と同居する可能性があるのであれば、玄関までのアプローチは緩やかなスロープで滑りにくい仕上げにします。

道路からの動線上の必要ヵ所には横移動できるように手すりを付けます。

当初の計画で見込めない場合には、バリヤフリーリフォームで対応しましょう。

玄関のバリアフリーについて記事を書きました。ご覧ください。

住宅の玄関にバリアフリーに配慮したベンチを設ける後悔しないための7つの秘訣があります。高齢のご両親と同居する予定があれば先を見越してバリアフリー仕様の玄関やベンチを設置すればリフォームも必要なく家族の負担も減ります。注意ポイントはこちら⇒

・新築住宅の外構で失敗しないまとめ

まとめ タウンライフ家づくり

外構で問題になりそうな注意ポイントが浮き彫りになったことで、対処方法が明確になったのことでしょう。

事前に家族や関係者と打ち合わせを密にしながら、満足できる外構工事のヒントにされると幸いです。

「新築住宅の外構で失敗しない13の対処法」

1、外構の予算を見込んでいない。

【対処法】

外構の計画も建物本体の設計と同時進行で決めて全体の予算枠内に収める。

2、敷地境界を確認していない。

【対処法】

設計監理者、施工業者、隣地の地主、施主立会いのもとで境界確認をする。

3、水吐けが悪い。

【対処法】

水が浸透しない敷地は事前に良質土に入れ替えて浸透しやすくする。

4、庭に家族のために自由にできる場所がない。

【対処法】

庭の一部に芝生や砂利などで空きスペースを確保する。

5、駐車場の出し入れがしづらい。

【対処法】

事前に同じような間口の駐車場を探してテスト的に車両の出入れをしてみる。

6、自転車・バイク置き場がない。

【対処法】

将来的に購入する予定があるなら設計士に相談。

7、門扉やゲートを作らない。

【対処法】

門扉やゲートで全面道路から一旦区切りをつける意味でも大事なので計画する。

8、ウッドデッキを使わない、

【対処法】

家族で相談してウッドデッキの必要性を決める。

9、散水栓やコンセントが足りない。

【対処法】

趣味や実情を踏まえて具体的に散水栓とコンセントの位置やヵ所数を決める。

10、夜間は外回りが暗い。

【対処法】

夜間でも敷地内がある程度は見通せるように外灯を配置する。

11、植栽の手入れができない。

【対処法】

憧れだけで植栽の手入れが好きでなければしない方がいい。

12、物干し場が濡れる。

【対処法】

洗濯場からの動線を考慮して屋根つきの物干し場を計画する。

13、高齢者の対策がされていない。

【対処法】

玄関までのアプローチは緩やかなスロープで滑りにくい仕上げにする。

横移動できるように手すりを付ける。

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