玄関にベンチがあればバリアフリーで高齢者に優しい7つのポイント

玄関 ベンチ

・両親のための先を見据えたベンチ

玄関は広くしたいし、靴を履いたり脱いだりする時にもベンチに腰掛けないでも大丈夫なのでベンチなんて全く考えていません。

今現在このような状況でも、ご両親が同居される可能性があるのであればバリアフリーに配慮したベンチを玄関に設けられた方が良いでしょう。

後付けすることもできますが、インテリアとの統一感やコスト的なことを考えても最初から計画された方がお得だと思います。

二世帯住宅をお考えの方に読まれている記事です。

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・高齢者が使いやすい玄関ベンチとは

ご高齢になってくると身体的な動きに制限がかかってきて足の上げ下げや、腰を曲げてしゃがみ込む行動も容易ではなくなってきます。

高齢者 腰痛

一度でもつまずいて転倒したり、無理に体を曲げたことで痛めてしまうと、外出することが怖くなり控えるようになってしまうでしょう。

適度に運動することが健康維持に役立つことなので無理をしない程度で、気持ちよく出かけられる環境づくりが心のバリアフリーになります。

心のバリアフリー

それでは高齢者にとって体に優しいベンチとはどのようなものなのか見ていきましょう。

しゃがまないでも靴の履き脱ぎがしやすい

玄関にしゃがみ込んで靴を履いたり脱いだりする動作は、腰を折り膝を大きく曲げるので身体に負担を与えます。

玄関の側面に気軽に座れるベンチを手摺と共に設置すれば利用しやすいでしょう。

ベンチの高さは実際に使われるご家族の体に合わせるために、仮に椅子などに腰掛けてテストをされて決められると良いでしょう。

スロープがあっても邪魔にならない

車椅子

ご両親のお一人が車椅子を利用されているのであれば、スロープを設置されている場合がありますが玄関のスペースが狭いと窮屈で引っ掛かったり、ぶつかる恐れがあるので折りたたみができるベンチにします。

外出する際に壁面に取り付けられていて、座面の先端に手をかけて押し下げると倒れて水平になるベンチです。

あまり力を入れないでもスムーズに可動する造りにしなければならないでしよう。

温もりのある質感

冬場など玄関は外気が入り込み土間伝いに冷えます。

玄関で時間を費やすこともあるので、ベンチの表面を冷たく感じずらい材質にすると過ごしやすくなるでしょう。

全体重を預けてもビクともしない

ご両親の体形により思いのほかベンチに荷重がかかり、たわんだり軋むことが考えられます。

利用者が大柄な場合には骨組みを太くしたり補強すると安心でしょう。

大柄

玄関がバリアフリー仕様になっている

玄関は上がり框で大きな段差があるので、高齢者のために全体的なバリアフリー化が必要となります。

車椅子を利用されるのであれば廊下から玄関の高低差をスロープで段差を解消して、玄関から道路までのアプローチも階段とは別にスロープを造られた方が良いでしょう。

アプローチ スロープ

床のタイルは濡れても滑りずらい表面処理がされていて、玄関の内外も手摺を掴みながら歩行でできることと同時に、体に負担をかけずに靴を履いたり脱いだりスムーズにできるベンチは重要な役割を担っています。

腰掛けても滑らない

足を踏ん張る力が弱ってくると腰掛けても安定せずにずれてくることがあります。

しっかりとお尻や腰がフィットして滑らない素材が好ましいでしょう。

適度なクッション性

高齢になると筋肉も落ちてきて固いベンチに長い時間腰掛けていると痛みを感じてくることがあります。

玄関で友人と長話ができるように、クッション性の高い座面に仕上げると良いでしょう。

・家族も一緒に使えるベンチにするなら

ゆったりとした造り付けベンチ

家族

ご両親だけではなくご家族も一緒に使われるベンチにするのであれば、素材感や高さは高齢者仕様で幅を大きくして2人から3名でも腰掛けられて、お子様も同時に利用できるので和気あいあいで楽しめるしょう。

ベンチの設置スペースが大きくなるのでスロープや玄関収納などとの配置を調整する必要があります。

玄関収納も兼ねる

単なるベンチとしての機能だけではなく座面を開けることで、靴や玄関周りの掃除用品などが仕舞える収納にします。

低めのオープン棚の上に無垢材を天板にすれば、正面から靴の出し入れができる靴箱にもできます。

スタイリッシュでお洒落

玄関の雰囲気に合わせて靴箱や玄関ドアと調和させたデザインや仕上げにすることで統一感が生まれます。

設計の段階で施工図を基にして細部まで拘ったベンチにすることもできるでしょう。

玄関のアクセントになる

ビビッドな色合いにしたり玄関の仕上げとは、違った素材を使うことでアクセントになり来客の目を引くことでしょう。

間違ってしまうとバランスが悪くなるのでセンスが要求されます。

個性的でお洒落なベンチにするためには好みもあるので、専門業者に玄関周りのパースを色違いで数パターン描いてもらい家族で選ばれた方が良いでしょう。

・まとめ

誰しも年老いてくれば身体的自由が無くなり歩くことも大変になってきます。

ご両親が同居されるタイミングで高齢者用のベンチを取り付けることはできますが、将来を考えた時にバリアフリーは不可欠になることでしょう。

マイホームの計画の段階でできれば理想的であり、後からリフォーム工事をすることでのご家族の負担を思えば最初から計画されることをお勧めします。

ご家族で玄関ベンチのポイントをご覧になりながら話し合われてみてはどうでしょうか。

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