愛犬が食糞したらどうしたらいいの?ウンチを食べる原因で対応できる

私の愛犬は食糞をします。

自分たちなりに改善できるように、やってきたことを紹介しています。

同じような悩みを持たれている飼い主さんの参考になれば幸いです。

・うちの愛犬が食糞したらドン引きされた!

久しぶりの休日に、晴れやかに気持ちで、近所の公園へ愛犬と散歩にでかけました。

運動不足気味な飼い主と、同じような犬で仲良くゆっくりと歩いてたら、落ち着かなくなり右に左にいったり来たりしだした。

これはまさしくウンチのサインです。

「しょうがないなー」と思いながら眺めていたら、腰を落して踏ん張りだしウンチを絞り出しました。

丁度その時に前方から散歩中の女性が、チワワを連れながらやってきます。

私は慌てて、糞を片付けようと手を伸ばした瞬間に愛犬が「パクッ」と、自分のウンチを食べてしまいました。

笑顔だった女性が一瞬で無表情になり、足早に立ち去って行ったのでした。

心の中で「また始まった」思いながらも恥ずかしい気持ちになり、いつもより強めにリードを引っ張ってしまう自分がいました。

・愛犬が食糞をするようになったきっかけは?

我が家の愛犬は、甘えん坊で時にはダダをこねるミニチュアダックスフンドの「ちゅちゅ」です。

今では完全に家族に一員となり、我が物顔でリビングの中心で生活しています。

そんなちゅちゅが、食糞をしだしたのは子供の頃です。

子供たちにせがまれて、近くのホームセンターに出掛けました。

ペットコーナーに立ち寄り、展示されている子犬たちを観察していました。

元気に飛び跳ねながら、無邪気に遊んでいる様子を見ているだけで、癒される気持ちになったのを覚えています。

以前に子供たちから再三にわたり「いぬを飼いたい」自分たちで世話もするし、勉強もちゃんとするからと言われていて、妻からの後押しで行くことにしたのです。

飼う気持ちはもうとう無かったのですが、納得させるためにやってきたつもりが、自分自身の気持ちが揺らぎ始めていることにすぐ気が付きました。

幼少のころから動物が好きで、虫から爬虫類まで買うほどの家族でしたから、自然と動物への愛着もあり昔を思い出しました。

ただ引っかかることは別れがあることです。

命あるものは、いつかは亡くなり、この世を去ることになります。

私自身何度も、そのつらい経験をしてきていました。

子供たちには、その悲しい思いさせたくないこともあり、犬を飼うことを拒絶していたのです。

冷静になるために一度家に帰り、家族ではなし会いました。

今までの経緯や、自分の生き物に対する考え方を伝えました。

それでも子供たちは頑なに、あそこで懐いていたミニチュアダックスフンドを、飼いたいと懇願してきました。

「もうしょうがないな~」とつぶやきながら、妻と二人でもう一度話会い、命の大切さや思いやりの気持ちを育むには丁度いいんじゃないかと、結論が出てもう一度家族でホームセンターに向いました。

人気がある犬種でもう誰かに飼われてしまったのではないかと、不安を抱きながら車を飛ばしました。

到着すると足早に子供たちが、目的のミニチュアダックスフンドを探しました。

その場で購入を悩んでいる家族がいましたが、決断できない様子でしたので、結果的に私たちがそのミニチュアダックスフンドを購入することになりました。

ペットスタッフから、基本的な世話の仕方を習って家に帰りました。

子供たちは大はしゃぎで、子犬を奪い合い大変です。

取り敢えず寝床を作ろうとケージを購入するまでの間は、段ボールにタオルを敷いて寝かせることにしました。

夜になると寂しいのか夜泣きをして私たちを起こしました。

そんな時に初めて糞をする瞬間を見たのですが、驚きの光景を目にしたのです。

美味しそうに自らがした糞を食べるではないですか。

今まで私自身も犬を飼った経験があったのですが、食糞する犬を見たのは初めてです。

妻も動揺を隠せない様子です。

「何か性格的に問題があるのか?」「病気とかなっていないよね」

心配が隠せないでいました。

翌日二人でそのペットコーナーへ伺い、食糞の異常行動について尋ねました。

相手方の対応としては子犬にはよくある行動で、週刊誌を丸めて食糞をしそうになったら、床を思い切り叩いて脅かして しつけすれば、食糞も直すことができると説得させられました。

半信半疑でしたが子供たちも気に入っている犬なので連れて帰りました。

犬と暮らす家をお考えの方に参考になる記事があります。

犬と暮らす家で失敗しない18のチェックポイントがあることをご存知ですか?愛犬を自由に家中を走り回らせたいと思っていても壁や床を傷だらけにされたらショックは隠せないでしょう。飼い主も笑顔になるにはマイホームを守るアイデアを知らないといけません。

・考えられる愛犬が食糞する原因と対策

1、餌に飽きている

同じ種類のドッグフードを与え続けていて、飽きてしまうことも考えられます。

それぞれの味の好みもあると思われるので、餌よりも自分の糞の方が美味しいと思う犬も、いる可能性は否定できないのです。

【対応策】

ドッグフードを経済的に安い物を選びがちですが、年齢に応じた商品を与える。

それと味の好みもあるので、最初は少量の袋で購入してテスト的に混ぜながら与えて、反応を見て選定した方がいいでしょう。

2、量が少ない

単純な事ですが、与えられている餌の量が少ない事で、空腹になり目の前の糞を食べて満たしてしまう。

体重に伴う消費エネルギーを満たすための、本能なのかもしれません。

【対応策】

健康を考え肥満対策として餌を少なくしてしまうと、食糞してしまうので、空腹にならない程度に体重を量り、多すぎず少なすぎずで調整して餌の量を決める。

3、栄養不足

犬にとっての必要な栄養やビタミン量が不足しているために、それを補う必要性を感じて食糞してしまう。

【対応策】

必要な栄養やビタミン量を含んだドッグフードを、与えるようにしましょう。

お値段は多少高くなるかもしれませんが、愛犬の健康のために考慮すれば食糞が、改善されるかもしれません。

4、寂しさ

ケージに入れっぱなしで、散歩へ出かけたり遊んであげていない時に、寂しさなどを紛らわすために、やけになり食糞してしまう。

【対応策】

休日などは一緒に散歩に出かけましょう。

仕事などで忙しくて時間とれない時には、短時間でもケージから出してあげて家の中で一緒に遊んであげましょう。

自分も癒されるし、犬も嬉しいので一石二鳥です。

5、関心を引く

飼い主が食糞した時に、声を出して騒いだりしたことを思い出してワザと食べることで、自分に関心を引き付けようとしている。

【対応策】

目の前で食糞をすると怒鳴りたくなる気持ちはわかりますが、目線も逸らしてグッと我慢して無視しましょう。

6、癖になっている

ペットショップなどで狭いスペースに詰め込まれていて、糞の処理が滞った環境で飼育されていると、一度食糞してしまいことが癖になって染みついている行動。

【対応策】

ご飯を食べるタイミングなどは、スクールなどでしつけすることができます。

食糞などの問題行動も粘り強く学習して治しましょう。

7、老化による

老犬の場合には認知症的な状態に陥ってしまい、自覚のないままに食糞を自然にしてしまう。

【対応策】

歳をとると動きが鈍くなります。

タイミングを見計らって食糞する前に、サッと片付けてしまいましょう。

8、怒られる恐怖

食糞した犬が過去に酷く叱られたことを記憶していて、残しておくと同じように怒られるので証拠を隠すために食糞してしまう。

【対応策】

最初は食糞しても怒らないことを教えるために平静を装い、慣れさせてから素早く片付けましょう。

9、消化器系の病気

消化器系の病気などがあり、適正量のドックフードを与えられても、消化吸収がスムーズにできないで結果不足することで食糞で補おうとする。

【対応策】

食糞以外の異常行動が見られて、不審な症状が現れたら獣医に診察してもらいましょう。

10、落ち着かない

普段と違い寝床に、長い時間糞を放置されたとき、綺麗好きな犬は落ち着かないで片付ける意味で食糞してしまう。

【対応策】

ケージ内で寝床とトイレスペースを分けて設置して、トレーニングしましょう。

出来る限り糞は放置しないように、いぬの動きに注意すれば食糞の回数が軽減されます。

・愛犬ちゅちゅの食糞のその後

私の可愛い愛犬の「ちゅちゅ」の食糞はどうなったかと言うと、食べたり食べなかったりです。

私も妻も最初ウンチを食べた時には信じられませんでした。

大げさと言われるかもしれませんが、それくらいに深刻でした。

自分たちなりに躾で学習させたり、病院で検診して異常がないか診てもらいました。

そんな時に獣医の言葉が励みになり今があります。

「うちの犬も食べますよ」と言われたのです。

正直自分の顔を舐めれると一瞬考えますが「自分のウンチを食べても病気になる訳でもないので気にしていません」それを言われてから気が楽になり「食べたければ食べたらいい」と思い、食糞について深刻に考えないようになりました。

・我が家の愛犬の糞の片付方

私たちの家族であるミチュアダックスフンドの「ちゅちゅ」は、元気いっぱいで毎日吠え捲り二本脚で立って跳ねます。

夫婦でこれからも長生きしてくれるだろうと笑っています。

そんな「ちゅちゅ」の糞の処理は、食糞する可能性があるので、手早くしないと取られてしまいます。

ですから古新聞をケージ一杯に敷き詰めて起き、糞をした瞬間にケージ内面を円を描くように、塵バサミで新聞ごと糞を巻き込んで一気に取るのです。

ケージの床にオシッコが溜まったりもしないし、ウンチがこびりつくこともないので衛生的にも快適な環境です。

「ちゅちゅ」からしたら自分の大好きなウンチを、どうして取っちゃうのと思っているかもしれませんが、許してほしいです。

最初のころはペットシートを使っていましたが、いつの日からか遊びで噛み千切るようになり、悩んだあげくに古新聞に行きつきました。

長い間飼っていると愛犬がどんな仕草をしたら、そろそろウンチをするころだと分かるようになってきます。

少し手間が掛かりますが古新聞は、手もみで軽く、くしゃくしゃにした方が、オシッコの吸い込みが違い食糞対策に役立ちますよ。

・我が家の愛犬との日常

私は年齢も関係しているのか早朝に目が覚めます。

軽くストレッチをして肩を廻します。

腰も硬くなるので柔軟運動は欠かせません。

その様子を愛犬は遠目に見ながら飛び跳ねて吠えています。

家族が目を覚ます前にちゅちゅのところへ行き、最初のごはんを与えます。

待ちきれないで右に左に動き回りながら待ちわびているところに、器を降ろすと勢いよくかぶりつくのです。

暫くすると腰を落しておしっこをするので、古新聞を取り替えます。

この時に食糞している場合には、周囲の汚れ具合でだいたい分かります。

今度は体全体をブラッシングして耳や胴体、足に絡みついた体毛をとかしていきます。

ミニチュアダックスフンドは、細かな毛でひじょうに多いので、毎日ブラッシングしても大量に取れます。

そして長くて垂れている耳を広げて中の方を、赤ちゃん用のおしりふきで掃除をしてあげます。

気持ちよさそうにするのが嬉しく思います。

夕方には近所の公園に二人でお散歩です。

天気が良ければ毎日出かけます。

暑いのが苦手なので、すぐに帰ってくることもありますが、ゆっくりと慎重に歩くのが特徴的です。

臆病なところがあるかもしれません。

帰宅したら玄関で足を洗ってゲージに帰します。

そして夕飯を与えてトイレを掃除する流れです。

食糞が例えあっても、これが私にとっての日課であり欠かすことのできない愛犬との楽しみでもあります。

・まとめ

散歩をしている時に、愛犬が食糞してしまい、すれ違った愛犬家にドン引きされた経験がある。

「愛犬が食糞をするようになったきっかけは?」

子犬の時に、ホームセンターで購入して間もなく食糞することに気が付いた。

「愛犬が食糞する原因と対策」

1、ドッグフードに飽きている。【対応策】年齢に応じた商品を与える。

2、餌の量が少な過ぎて空腹。【対応策】空腹にならない程度に調整する。

3、栄養やビタミン量が不足している。【対応策】栄養やビタミン量を含んだドッグフードを与える。

4、寂しさなどを紛らわすための食糞。【対応策】できるだけ遊んであげる。

5、自分に関心を引き付けようとしている。【対応策】無視する。

6、劣悪な環境で食糞が癖になっている。【対応策】スクールなどで躾。

7、老犬の認知症的な行動。【対応策】食糞する前に片付ける。

8、証拠を隠すための食糞。【対応策】平静を装い無視して慣れたら片付る。

9、消化器系の病気。【対応策】異常行動があれば獣医に診察してもらう。

10、片付ける意味の食糞。【対応策】寝床とトイレスペースを分けて設置してトレーニングする。

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