マイホームをお考えの方で子供部屋の作り方でお困りの方へ解決の糸口となるアイディアがあります。
・子供部屋の悩み
「子供部屋ができたら親子の距離ができてしまうので心配です」
「今は一人っ子ですが兄妹を欲しがっているので間取りをどうしようか悩んでいます」
このようなお悩みの方に、子供部屋作りの注意ポイントを紹介しますので一緒に見ていきましょう。
・悩みが解決する子供部屋の作り方
成長と共に子供部屋も変化する
幼少の頃は親と一緒にいる時間が長く、玩具で遊んだり眠るときに部屋を使っていたのが、学校で出された宿題を解いたり自分だけの時間を大切になるよう変化してきます。
大人になり仕事をするようになれば、帰宅が遅くなったりすることも考えられ、本来の子供部屋とは利用の仕方も違ってきています。
将来的には結婚して独立するのであれば必要なくなる可能性もありますが、そのまま同居することもあります。
このように子供部屋は最も変化を必要とする空間であり、小学生の頃は1つの部屋で机を並べて兄妹で利用していたのが、成長と共に家具や可動間仕切りで仕切るようなフレキシブルな間取りが理想的でしょう。
窓やコンセント、天井の照明なども間仕切りと干渉しないように計画する必要があります。
子供部屋の空間としては他の部屋との兼ね合いもあるのでコンパクトになってしまいますが、同居されることを希望しているのであれば大人でも窮屈に感じないように、最初からゆったりとしてスペースを確保することです。
繋がりを絶たない出入口
親と子の繋がりを感じられるようにドアは付けずにオープンにします。
何時でも呼びかけて気軽におしゃべりできるので安心できるでしょう。
お子さんの成長と共にドアを欲しがるようであれば、扉に明り取りを設けることで人の気配が分かるようにできます。
換気を良くする
子供部屋は窓が1ヵ所しかとれないことがありますが、ドアにルーバーを付けたり廊下側の壁面に室内窓を設けることで風の流れを作ることができます。
子供の帰宅や外出が分かる
学校からお子さんが帰宅したら子供部屋に直行してしまったり、いつのまにか遊びに出かけてしまったとならないためにも、玄関から子供部屋までの動線を考慮して親が気付くような配置にしましょう。
キッチンやリビングの近くを通らないと部屋に入れない間取りにする工夫をすれば子供との繋がりが保てます。
可動式の大きなオモチャ箱
肌触りの良い天然木で大きな玩具箱を作れば、細かく仕分けしないでも小さなお子さんでも、ポイッと簡単に投げ込めるので楽しみながら片付けができるでしょう。
キャスターを付ければ可動できるし、壁面収納にピッタリと納めることができます。
適切な窓の位置
小さなお子さんが利用されるのであれば、万が一にでも窓から転落しないように格子や室内側に手すりを付けましょう。
小学生の高学年以降であれば勉強机に座って、窓から景色が見えると集中できないことがあるので、窓を高い位置にすることも効果的です。
たっぷり納まる造りつけの本棚
子供の成長と共に本は増える一方です。
教科書やプリント、ノート、参考書などがあり進級しても暫くは見直したりするので置いておきたいところでしょう。
習い事の道具やマンガ、週刊誌、趣味の関連書籍などもドンドン増えてきます。
余裕を持った本棚を造りつけしておけば安心でしょう。
足音が響かない対策
子供部屋が2階にある場合には、直下にある部屋に子供たちが走り回ると足音が響くことがあります。
来客を招いていたら落ち着かない空間になってしまうでしょう。
子供部屋の真下には、物音が発生しても支障がない配置にしたり床の防音対策をします。
子供の性格を見極める
兄妹で今までは仲良く一つの部屋を使っていたのに、成長と共にお互いが意識するようになり喧嘩をしたり、気まずくなることが予想できれば間仕切り壁が必要でしょう。
一人っ子の内気な性格で困ったことがあっても、誰にも言えない性格であれば親の目の届きやすい、気軽に声を掛けやすいところに子供部屋を配置することを勧めます。
部屋の防音対策
お子さんがピアノの習い事をしていると、隣の子供部屋に受験生のお子さんがいらっしゃると気をつかいます。
ピアノの音が気になって勉強に集中できない、何てならないためにも子供部屋の床や壁、天井に防音対策を施工しましょう。
1つの子供部屋を防音対策していれば、受験が終わったら下のお子さんと入れ替えすることもできます。
個性的な色合いに
子供部屋の壁や天井のクロスは落ち着いたシンプルなホワイト系にしたり、男子ならブルー系、女子ならピンク系で仕上げることもあるでしょう。
個性的に1つの壁だけをアクセントとしてカラフルでポップな色相で攻めるのもありです。
好みが変ることを考えるとウォールステッカーにすれば張り替えも簡単でしょう。
基本的には親の意見よりもお子さんの考えを尊重してデザインを決められると間違いありません。
壁紙選びで悩まれている方に参考になる記事です。
スペースの目安
4.5畳から6畳が目安ですがお子様の成長と共に収納する物も増えてくるので別にスペースを確保します。
広めにスペースを確保して可動間仕切りで子供達に利用させて、将来独立したら夫婦の趣味の部屋や多目的ルームに変化させることも可能です。
小さなお子様が多い場合にはフリースペースを設けて、普段はそこで勉強や遊びを自由にして寝床だけ簡易的な仕切りで独立性を持たせる方法もあるでしょう。
最適な設備
1年中快適な環境を保つのエアコンや火災警報器も設置しましょう。
他の部屋に居ながらにして連絡がとれるインターホンやインターネットに接続させるためのLAN回線があると便利です。
成長と共に電化製品も多くなってくるのでコンセントの予備を設けます。
照明は蛍光灯3本を目安にしてリモコン操作ができるように、窓を開けると騒がしい地域であれば全熱交換式の換気扇を導入すると良いでしょう。
ワクワクする遊び心
立体的な空間が魅力的なロフトを子供部屋にすれば自分だけの秘密の場所ができるので子供達は喜ぶでしょう。
子供同士ではしごを行き来してコミュニケーションも図りやすくなります。
スペースが確保できない場合には、普段は下で過ごして小さなロフトをベッド代わりに使う方法もあるでしょう。
・子供部屋の作り方まとめ
子供の成長は早いもので年齢に応じた作り方が必要です。
お子さんが小さくて、そんな先まで想像できないと思われるかもしれません。
しかし今のうちに子供部屋について悩んでおけば、先々後悔することもなくなることでしょう。
子供部屋作りのアイディアとして少しでも参考になったら幸いです。