マイホームの網戸についての疑問を解消いたします。
・網戸は住宅会社任せですか?
窓であればリビングは日当たりを重視して、中残なしで大きめの3枚引き違いにしようなどと希望を、住宅会社に伝えられても網戸については無関心でお任せにされている方をお見受けします。
網戸のネットには種類によって性能が違いペットに破られないタイプや、花粉や紫外線を防止するものまで幅広くあるので検討の余地があります。
それではご自宅にマッチした網戸のネットとはどのような物なのか考えてみましょう。
住宅の窓のタイプを知りたい方に読まれている記事があります。
・ご家庭に合った網戸のネットとは
普段からお庭で家庭菜園をしていて頻繁に出入りされるのであれば網目の細かな網戸が適しているし、ご家族が花粉でお悩みであれば窓を開放してもできるだけ花粉が侵入してこないよう対策をされたネットを張った網戸が良いでしょう。
留守にする機会が多く、ほとんど仕事がお休みの日にしか窓を開けないのであれば、一般的な安価なネットでも不便は感じません。
大切なのは最初から網戸の知識を持たずに、後になってこんな機能があったんだと気が付いて後悔しないことです。
それでは網戸選びのポイントを一緒に見ていきましょう。
・満足できる網戸の種類選びのポイント
網戸はサッシ枠とネットの組み合わせで構成されています。
それぞれの特徴を知ることで最適な網戸に近づくことでしょう。
網戸のネット選び
材質
ポリプロピレン
自分でも加工がしやすいので張替えしやすく安価ですが、耐候性が劣り6年~12年程度で張り替え時期になります。
グラスファイバー
グラスファイバーのメッシュは、ガラス繊維をポリ塩化ビニルでコーティングしているので高いですが長持ちします。
耐熱性が高いので煙草の熱にも耐えられます。
ポリエステル
ポリプロピレンよりも1本々が太く強度があるので、日差しが良く当たる場所やビニールコーティングでペット対応になっている製品も登場しています。
ステンレス
ポリエステルよりも耐久性が高く破れにくいのでペット用や防犯目的で利用されています。
高価ですが錆ずらく寿命が13年~18年程度と長いのが魅力です。
愛猫の引っ掻きに悩まれているならステンレス網戸が良いでしょう。
色合い
網戸の存在を主張しない方が良いのなら、黒色メッシュが向いていますが掃き出し窓など家族の出入りがある場所では、網戸があることが分かりやすいグレー系のメッシュであれば誤って激突することもないでしょう。
ただホコリが目立ちやすいのが気になるのであれば、白系は目立たないし網戸を認識しずらいので外観の見栄えは宜しいです。
室内面がブラックと外側を銀色の特殊加工で色違いの製品も登場しているので、価格は高くなりますがメリットを優先するのであれば検討してみても良いでしょう。
網目
網目の見方は、24メッシュになると1インチの25.4mmの範囲での網目数を表していますが数値が増えるほど網目が細かくなり、虫の侵入防止になりますが埃でメッシュが詰まりやすく、風通しが悪くなるので小まめに掃除する必要があります。
それと細かくなれば見通しも悪くなるのでどちらを優先にするのかで選択が違ってきます。
風通しを優先するなら20メッシュ以下になるでしょうが、どうしても全ての害虫の侵入を防ぎたいのであれば30メッシュ以上になるでしょう。
猫を飼われているのであれば爪が入らないように30メッシュ以上にすれば被害に遭いずらいです。
網目が細かくなればなるほどコストが上がり、風通しが無くなるでしょう。
花粉の侵入をフィルター状にすることで微細な花粉を防いだり、荒めのメッシュでも防虫薬が浸透されていることで風通しも確保できている商品なども登場しています。
網戸の形状選び
パネル式
どちらの住宅でも多く見られる引き戸タイプの網戸がパネル式です。
取り外しも簡単でホームセンターで材料を購入してDIYで張り替えることもできますが、調整が不十分だと強風に煽られて開いてしまうこともあります。
ロール式
ネットがロール状に巻き取られていてチェーンなどを引っ張ることで収納BOX内から可動します。
縦引きか横引きタイプを選択でき、使わない時にはスッキリと仕舞えるので見た目は良いでしょう。
滑り出し窓やルーバー窓のようなパネル式網戸が付けられない場所に向いていますが、知らない間にロールの内側に虫を引き込んでしまうことありネットの裏側の掃除が難しいのが難点です。
アコーディオン式
アコーディオンのように網戸を折り畳むことで目の前の障害が無くなり見通しが広がり開放感を得られます。
玄関で採用される場合が多いですが、掃除がしずらかったりネットの張替えが難しく金額も高めです。
折戸式
縦軸で2枚に折れるタイプの網戸で操作がしやすく、鍵を付けることもできるので防犯面でも有利でしょう。
・まとめ
満足できる網戸の種類選びのポイントをご覧頂きライフスタイルに合った選択をしましょう。
網戸を製作しているメーカーは三協立山アルミやYKK、LIXILなど多数ありますがマイホームで採用されているサッシと同じメーカーにすることになりますが、それぞれの特徴があるので承認図やカタログなどで性能を確かめます。
一般的でない特殊な網戸を希望されると対応できない可能性があるので、事前に住宅会社と調整して必要であれば別業者への依頼になることもあるでしょう。